カテゴリ:日常
狩猟採集民が実際に一日にどれくらい働いているのか
一つでは男性の平均が3時間50分、女性は3時間44分、もう一つの集団では男性が5時間7分、女性が5時間9分である。 ここで表した時間は狩猟採集、食事の準備、武器の手入れなど日常の生活に必要なすべての労働時間を含めたものである(日本で言えば家事も一部含んでいる)。一日7~8時間働く日もあるようだが、二日働いて必要な食料を得ると次の日はほとんど働かないというやり方をしている。これだけの活動によって十分な食料を彼らは手に入れている(平均一日一人当たり2150カロリー、タンパク質は必要量の5倍)。 科学などという代物は何処にもなく、技術も低くしかしそれでも、一日に4時間~5時間の労働で生きていけるというサンプルである。嫌々ながら血反吐を吐くほどの残業を行い、我々が馬鹿にしていた原住民の生活水準に負けて驚いた人も多いのではないだろうか? 彼らの生活水準を維持する基礎は、無駄のない社会である。我々のように一度買ってすぐに飽きて捨てたりはしない。 私たちは、買っては捨て、買っては捨てる。 誰かからお金を儲けようとお店を建てる。お客が来なくて店は潰れて、建物を潰す。また新しい店主が現れて、またお店を建てる、そして潰れる。 そこには当然賢い連中の搾取もあるだろう。 しかし、最も我々を貧しくしているのは、スクラップ&ビルドの文化。その貧しさの正体は惨たらしい太った資本家でもなく、政府でもなく、単なる「磨耗コスト」なのである。 生活の貧しさはどこで発生するのだろうか?極論を言ってしまえば、私たちの周囲の貧しさは、無駄すなわち磨耗コストから発生しているのではないのだろうか? 使っては捨て、使っては捨て。食べては残し、過剰に生産し処分して、出来もしないプロジェクトを立ち上げて、借金もつれ等など..... その結果、貧しくなっている事があまりに多いのではないだろうか? 私たちは無駄をする為に、過剰労働を行い命を削っていないだろうか? では、私たちの身近な生活でどこに磨耗コストが生じているのか?貴方は知っておくべきではないだろうか?そう、この情報は貴方の生活に密接に関係しているのである。 さて、その磨耗コストの最大の原因は 無知 なのではないだろうか? 身の回りの物を有効活用するという概念の欠如である。 社会的に量産された安価な商品を徹底的に利用するという戦略の欠如ではないのだろうか? 人生で必要な物などほとんどないという情報の欠如ではないだろうか? 物を持たない事のメリットを知らないのではないだろうか? 整理整頓の大切さを知らないのではないだろうか? 磨耗コストこそが貧困の原因であり、それが恐ろしいという事を知らないのではないだろうか? 本当に効率的な富を掴みたければ、苦労なく磨耗コストを減らし、本質的な富のアウトプットを増やさなければならない。その為には、そこそこの節約が丁度良く、そこにバリューがあるのである。 木下さんとこの引用でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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