カテゴリ:歴史書
利益、利益、そして利益。
利益こそ経済のエネルギー。 利益がないということはエネルギーがないということ。 利益のカテゴライズ。 差別化が利益の源泉である。 製品そのものの差別かもあれば、ビジネスデザインによる差別化も。 利益の構造についていつも考えていると新しい利益の思考、落とし込みがしやすくなる。 利益に対する純粋で絶対的な興味が不可欠。 利益というのはモデルや式よりも考え方だ。 【1;相対的市場シェア、ローカルリーダーシップによる利益】 ・古典的な利益モデル。 ・四の五の言わずにナンバーワンになる。 ・あるシェア臨界点を超えると相乗的に利益がつみあがる。 ・仕入れコストが安くなり、ブランドができ、優秀な人材がやってくる。好立地を獲得しやすくなる。 ・ブランドによる価格プレミアをつけられる。 ・営業利益率の優位性→フリーキャッシュフローの優位性→不況でも耐えられる体力。 ・小売ならば、エリアを包囲するか、コア都市から拡散するか。 【2;経験曲線、スペシャリストによる利益】 ・学習の累積や専門性による参入障壁、差別化。 ・スペシャリストによるブランド化。 ・ブランドプレミア。 【3;インストール、販売後、スタンダード、コントロールポイントによる利益】 ・当初に買い手を固定させてしまえば、あとは売り手主導による取引。 ・OSやプリンタの消耗品。アフターサービスによる利益。 ・ただぼんやりと待っているだけでなく、顧客の使用頻度や使用量を高める方向に持っていく。 ・未来を形作っていくスタンダードになる。予期せぬ出来事に対する労力が抑えられる。 ・スタンダードになればほって置いても顧客がマーケティングしてくれる。 ・ビジネス風景全体をコントロールするポイントを確保する。 【4;マルチコンポーネント、利益増殖、ピラミッドによる利益】 ・同じ商品で価格帯の異なるビジネス、一つの資産から多岐にわたるビジネス ・コーラ;スーパー、自販機、飲み屋での価格差。 ・ガンダム;子供から老人まで。アニメ、ゲーム、おもちゃ。 ・幼少時に洗脳させておいて、数十年後の大人買いを期待する。 ・幼少時では他社が入って来れないように赤字覚悟で激安で提供する。(ファイアウォールの設定) ・ブランドプレミア。 【5;イノベーション、起業家精神による利益】 ・単調な骨折り仕事をマスターできるかどうか。 ・アイデアを実行に引きおろす現実的な仕事。 ・穴蔵にもぐりこんだような仕事を長期間続けなければならない。 ・倹約精神、明確なコミュニケーション、スピード、挑戦、仕事を面白がる。 ・「こうやるしか生きていく道はない。」わき道にそれてる暇はない。 【6;ブロックバスター、専門品、顧客ソリューションによる利益】 ・儲かってる商品の開発に資源を特化。 ・莫大な開発コストを回収するために、大ヒットが必要な場合がある。 ・顧客のニーズに合わせたニッチな専門品を提供。 【7;取引規模による利益】 ・単価のでかい商品をさばく。 ・大きな取引=信頼関係の構築 ・富裕層向けのビジネス 【8;景気循環、新製品による利益】 ・わずかな価格差で利益をつかむ鞘取りゲーム。 ・価格設定が肝。 ・新製品利益グラフは上に凸の二次曲線を描く。 ・ゴールドラッシュのあとのターニングポイントを四半期ごとの成長率、顧客の興奮度などから他社より先に察知しなければならない。 ・具体的には、投資比率の転換。 【9;低コストビジネスデザインによる利益】 ・極端な低コストを維持できてさえすればシェアを取れなくても大きな利益を確保できる。 ・5年ごとにデザインを変えていく必要がある。 【10;デジタルによる利益】 ・顧客に正確な情報が十分に与えられてないがゆえにそれを提供する者に利益をえる機会が生じる。 あとは数字に落とし込む作業ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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