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私と主人の結婚生活は、主人の実家から始まりました。 昭和の初めに建てられた古い家で、2度ほど大改築しました。 その後、隣の敷地に家を建て、古い家は壊れるまで人に貸しました。 (古い家があった場所に、今は息子が家を建てて住んでいます) 新しい家に引っ越す時、すぐ横なので、特に家財道具などの処分もせず、そのまま移動。 大きな納戸や地下アトリエには、たくさんの物品が入っています。 私の実家の両親を引き取ったので、両親の物もいくらかあります。 母の7回忌を過ぎたころ、親の物は、かなり処分しましたが、母の物はまだ処分しきれていないものもあり・・。 主人の四十九日を機会に、家の中を思い切って整理したいと思いました。 まずは、両親のアルバムや母の着物、たくさんの俳句の短冊(母の物です)などから。 私が着物をもう着る機会もなく、腕の長い娘には袖が短くて 着物も、娘や嫁ちゃんに訊いて、併せて処分。 大正時代の古い桐のタンス1さお分の中身を処分。 高価な着物(母所有)も多く、本当に「断捨離」だと、つくづく思いました。 その頃の様子は、4月にアップした「歴史に思いを馳せて 」に、少し書いてありますが。 主人の洋服や靴は、子供や孫たちにはサイズが合わず、小学生のタケちゃんが少しの間着られそう。 生協の途上国への支援物資に沢山寄付しました。 手紙や書類や住所入り名簿など、そのままゴミとして出せないものは、シュレッダーに刻む日々が続きました。 そうして片付けていましたが、私に片付けが不可能な物が多すぎる事に気付きました。 旭川のゴミの分別は、大きく分けて 1、燃えるゴミ(生ごみを含む) 2、燃えないゴミ(金属、汚れたプラスチック、ガラス) 3、リサイクルゴミ(プラスチック、缶、瓶、段ボールなど、それぞれ分けて) 4、粗大ゴミ(長さが2メートル以上あるもの)は、市に連絡して出すものを申告。 等あり、リサイクルゴミ以外は有料の袋に入れて出します。 どうせ、古い家具など片付けるなら、ついでにアトリエの物品の処分をしようかと。 問題は、粗大ごみに該当するものが、我が家には、超一杯ある事。 家の外に出すだけでも、私1人の手に負えない。 小さなものでも、分別だけで数か月以上かかっても終わりそうになく、有料袋が何百枚あっても足りない。 それよりもっと問題だったのは、主人のアトリエには、使いかけの塗料や有機溶剤など、ゴミとして出せないものが多い事でした。 乾いてしまって使えなくなった粘土も何百kgと大量にあります。 遺品片付けやら産廃業者など検討しましたが、知り合いの運送業者に相談し、結果その人に頼みました。 展覧会の度に、作品の運送をしてくれる長い付き合いの人です。 分別しなくても、そのまま運搬してくれるとの事で、助かりました。 昨年、主人は病気が分かってから、仲間や後輩に病名を明かし、愛用の制作道具や材料を譲り渡しました。 (制作活動は無理だと自分で判断しての事で、心が痛みました) その時、使える粘土や石膏、彫塑用具など、かなりの量が貰われていきましたが。 後輩のワゴン車が荷物や道具を積み込み、仲間のアトリエで使いたいと、何度も運搬されました。 今回、主人の仲間にもう一度連絡。 再度、アトリエを見て、もし使えるものがあれば貰ってほしい事を伝えました。 傷みの少ない彫塑用具、版画のプレス機、たくさんの角材など、2回にわたって、喜んで貰われて行きました。 まだ役に立てるものがあって良かった~。 先週一杯、2階の納戸と地下のアトリエ、外の物置きの整理を毎日しながら、1つずつに思い出が一杯。 例えば、納戸にあった、ボロボロの古い電気毛布。 外でしかオシッコする習慣がなかった犬のダイスケが年老いて、足が弱りその介護をしていた時、私は犬と一緒に、寒い戸外のプレハブ物置で寝た時期があります。 彼がオシッコしたそうな時、家の中にいては、16kgあるダイスケを抱いて、私1人で玄関の7段の階段を下りる事が難しく、夜は、すぐ外に出られる物置で寝たのです。 夜は気温が7~8度しかない頃で、その電気毛布にくるまって一緒に寝ました。 ただ、元々ダイスケは雪の中でも眠る子でしたので、暑がって毛布から転がり出ていましたが。(笑) 最後に、ダイスケがオシッコを出せなくなり、私が出してしてやるようになり、オムツになってからは、亡くなるまで、常時、家の中で介護しました。 夜は氷点下近い寒い外物置で、ダイスケと一緒にくるまって寝た想い出の電気毛布でした。感無量。 地下室片付け中 捨てる物と残すものを確認しながら、処分するものを地下室に纏めました。 机や作業台、椅子も3つ。たくさんのねじや針金のクズ、万力など工具。古いミシン、古い絨毯などなど これ以外に、車庫横の階段下には、私には動かせなかい重さの粘土の大きな桶が幾つもあります。 地下室片付け中 2階から1階へ、地下室へと階段を上がったり下りたり。置ききれないものは家の外に。 外には、壊れた自転車も2台、スキーは5対。古いゴルフ道具や、昔、子供が使ったパイプベッド 古い毛布や寝具。加湿器やホームベーカリーなど古い家電、除雪ダンプを集めました。 家の横に 物置の横にも そして、軽トラックが2台来ました。 分別もしていない荷物の山を、器用に分けながら机や棚や桶を積んでいきました。 地下室の分で2台は一杯になり、夕方外の分を積みにもう一度2台。 地下室は広くなりました。 棚の1番上の小さな作品を除いて、広々としています。 今回、作業関係の物は処分しましたが、主人の作品は手を付けていません。 木彫の小さな作品が欲しいと、幾つか貰われて行きましたが。 アトリエの横室は10畳位ですが、そこに作品は収納されています。 今月末ある展覧会に遺作として、2~3つ出品してほしいと頼まれていて、3つほどお出かけ予定です。 車庫から降りるボイラー室も、荷物が減りました。 夏は除雪用具のしまい場所、冬は3軒分の自転車(6台)のしまい場所。 そして、我が家と息子宅、娘宅の3軒分の夏冬用の替えタイヤ(5台分20個)の収納場所です。 ここもすっきりしました。 この1週間、殆ど食事の支度をせず、ご飯は電子レンジで温め、レトルトやインスタント物で済まし~ 週末に来ると言う業者の都合に合わせ、片づけにいそしんでいました。 家の外も片付き、翌日の今日は雨になりました。 片付けの日雨でなくて良かったわ~~。 収納場所がめっちゃ多いために、モノに溢れている家がずっと気になっていた私。 主人の作品などには、まだまだ手を付ける気持ちにはなれないけれど。 体が動くうちにできる片づけをしようと思い立って、3ヶ月。 やり残してきた大きな仕事の1つが、やっとできた。 一杯想い出しながら、惜しみながら、沢山の品々を処分しましたが、懐かしい想い出や記憶は、私の中にそのまま残っています。 (年老いて、いつか自分の記憶が無くなるまであればいい)(笑) 終活は、寂しいと思われるかもしれませんが、そうではありません。 長年、きがかりだった事から少し解放され、スリムになって新たなスタートを切れた気持ちです。 大切な事は、 自分がこれからどういう生活をしていこうか、この先が、前向きに考えられそうな気がする事です。 ためらいを乗り越え、気持ちがふっ切れて、終活第一弾? 気持ちよくブログ更新。 来週は、1週間ほうったらかしの畑に行ってみなくちゃ。 かぼちゃ畑の草を取り切れないまま、家の片付けに入ったので、きっと大変な事になっていそうです。
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