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今週で、2クール目の治療が終了し、1週間の休薬期間を置いて、3クール目が来月に始まる予定でした。 ですが、2クール目の最後の治療は中止になりました。 体に感じる副作用は幸いにもあまり強くないのですが・・。 心配していた骨髄抑制が起きてしまいました。 抗がん剤は、癌細胞を壊しますが、同時に身体の正常な細胞も壊します。 (髪の毛が抜けてしまうのもそうです) 副作用のうち、1番問題になるのが、骨髄にある造血機能の障害です。 毎回治療の前に血液検査で、赤血球や白血球、血小板などの血液の状態を調べます。 全ての数値は、治療の度に低下しています。 今回は、血小板の数値が特に下がり、このまま抗がん剤を使うのは危ないので、中止。 1週間の休薬期間を経て、造血機能の回復を待って、次の治療を考える段階になりました。 今まで、造影剤を使った肝臓やすい臓の画像を見ると、腫瘍の増大は止まり、やや縮小が見られ、お薬は良く効いたと思われます。 が、その反面、大事な血液を作る機能にダメージが来てしまいました。 血小板だけではなく、血液はすべて貧血気味になっています。 白血球が少ないので、感染に対する抵抗力がなくなっています。 ただ、息切れするほどの貧血にはなっていないので、日常の生活は不便なくできています。 10月の初め、この病気が判明した時は、このまま年を越すことはできないと思う酷い状態で、激しい進行でした。 こうして、2か月近く無事に生活できたなんて、奇跡のように思います。 急いでやらなくちゃならなかった事を1つずつ片付けてきて、あと少し残っている幾つかを何とかケリをつけたい。 そんな思いで、過ごしています。 11月19日、息子の所属しているジャズオーケストラの定期演奏会がありました。 病気が判明した時は、11月の演奏会には、きっと行けまいと、ほぼ諦めていましたが。 なんと、思いのほか、私の体は強かったようで、行く事が出来ました。 タケちゃんと私を後方から娘が撮った写真です。 左で手を叩いているのが私。禿げてしまった頭は、季節柄、暖かい帽子が隠してくれてます。 丈夫な体に産んでくれた親に感謝です。 演奏する息子です(すっかり白髪) これからは、骨髄抑制も起きてきた事ですし、どこまで治療が可能なのかは分かりません。 10月初めの最初の映像で、ボロボロに癌細胞に侵されていたいた私のすい臓と肝臓。 なのに、今まで殆ど苦痛なく過ごせたこの2か月は奇跡のように思います。 動けるうちに、動けるうちに・・と、色々な連絡や手続きに走った2ヶ月でした。 膵臓や肝臓がんの食事制限は、結構厳しくて、脂ものや消化の悪いもの、生モノ(お寿司や刺身)などは食べないように。 細菌感染しやすいので、人込みに出かけないように。 など、言われますが、私はあまり気にしない。 ラーメンも食べるし、カレーや天丼も。お刺身やお寿司は良く食べます。 味気ない病人食で食欲低下して体力を失うより、食べられるうちに食べたいものを美味しく食べよう。 だって そのうち、どうしても食べられない時期が、どうせ来るのだから。 と、開き直ってモリモリ食べています(笑) それが体力を保っているモトかもしれない。 あれこれの片付けも、この2ヶ月でずいぶんとはかどりました。 20年以上の付き合いの私の愛車、亡き愛犬を乗せて山菜採りに、買い物に、山の畑仕事にと走り回りました。 年数は経ちましたが、まだ6万キロ程度の走行距離で、調子も良かったので。 今年の春にはちゃんと点検も終え、来年も畑に行くのに便利に使うつもりでした。 けれど、病気が分かり、来年、畑をやったり、この車を使う事がないと、冬を前についに明日廃車に。 想い出が一杯の車に、「長い間、今までありがとうね」と、なでなでしてお別れ。 山の畑も手放すことが無事にできそうです。 1つずつ身軽になるよう身辺整理が進み、その都度ほっとしています。 主治医の判断で介護度1の認定をいただいたので、来週は、ケアマネージャーがきて、今後病気が進んだ時の対策の相談。 今の体調なら、ブログやフェイスブックも、しばらくは大丈夫そう。 体力が少しずつ衰えてくるとは思いますが、自分のできる事は頑張ろうと思っています。
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