災い転じて大福とナス

大変な事になりました。

あの日は東京も大きく長い揺れでした。(私も今までに経験したことのないくらいの大きな揺れでした)

子供達も私も無事です。

そして・・・現在単身赴任中のオットも無事だとの知らせを聞き、
ホッとしています。

夜中に何かあったら・・・と思うと不安で、寝室で眠れず、
子供部屋のすぐ隣のリビングのソファの上で眠る生活が続いています。

以前購入していた「防災セット」一式と、靴、ヘルメット、ライト、防寒具を
リビングに準備しています。

計画停電も始まりました。

幸いにもキャンプ用品が充実している我が家なので、
ランタン、懐中電灯、床に敷くシート類には困りませんが
どこを探しまわってみても乾電池が売られていません。

菓子パン、カップ麺、水などのドリンクが飛ぶように売れて、
一時はスーパーやドラッグストアで入場制限の措置が取られました。

停電に備えてか、街には自転車でパトロールする警察官の姿が多くみられます。

人々の不安が不安を呼び、首都圏もパニック状態、マヒ状態になっている印象です。


集合住宅に住んでいますが、地域の方達と交流があるので
「子供達は大丈夫？元気？」「旦那さんは大丈夫？！」「何かあったら言うのよ」と揺れの直後から声を掛けて頂き、本当に有り難く心強く思いました。

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数年前まで住んでいた東北地方。
見慣れた光景の変わり果てた姿がテレビで映し出された時は愕然としました。
涙が出てきました。
幸いにも、親しい友人家族は皆無事でした。

それにしても酷い。酷過ぎる。


私も子供達も落ち着かない毎日です。
何も言いませんが、テレビに映し出される映像を見て、子供達も不安なんだと思います。

あの日から長男は毎朝登校時に
「おかーさん、今日どっか行くの？オレが帰って来た時、うちにいる？」
と聞いて来たりします。

次男は「抱っこして。おかーさん、大好き～♪」と、
最近そういうことを言わなくなったくせに言ってきます。

どこかで漠然とした不安があるんでしょうね。



停電なんてたった数時間の事だし、それくらい平気です。

被災地の状況、原発の問題・・・気になる事が沢山ありますが、
今、私に出来ることは
子供達の不安を落ち着いて静かに受け止める事、節電すること、冷静につとめる事・・・それくらいしかありません。