「なあ、出発してからもうどれくらい時間経った？」

「そうですねぇ、かれこれ15時間くらいでしょうか」

「疲れたよな・・」

「ええ、疲れましたねぇ」

「どう考えても、もう目的地に着く頃だろ？」

「ええ、そのはずなんですが・・・」

「何も目標になるものがないな」

「ええ、何も見えませんねぇ」

「もしかして、間違ってるんじゃないか？」

「怖い事言わないで下さいよぉ」

「だって無線も壊れちまったし・・ナビもおかしいし・・」

「いえ、大丈夫ですって！真っ直ぐ来たんですから」

「あー、もうダメだ。疲れた」

「そんな弱音吐かないでください。ボクも疲れてるんですから」

「いや、もう限界だ。もうこれ以上・・・」

「そ、そんなぁ・・どうするんですかぁ、こんなところで・・」

「・・・・・・・もう・・ダメ・・」

「あ！！！あそこに何かあります！！！」

「ほんとか！？」

「ほら、あそこ！！！」

「ほんとだ、助かったぞ！！！」

「よし！あれに乗せてもらおう！」

「え？」

「タクシーかバスで移動だ！どっちにする？」

「ええぇっ！？無理ですよぉ！絶対！」

「成せば成る、だっ！」

「いや、ちょ、ちょっと！無理ですってば！！！」

「いやだ、もう限界なんだ！！行くぞ！！」

「ま、待ってくださいよぉ！！だいふく機長！！！」

「こっちだな！」

ばびゅーん。

「だいふく機長ーーーーー！！！！無理ですってばー！！！！飛行機どーすんですかぁ！？」

＊全てフィクションです。だいふく妄想入ってます。あしからず。＊