・２月16日(水)
今日はサスケの誕生日。
もう４歳になるんだよなあ、早いなあ。
夜、相方が帰って来たら、オマエの大好物のカツオブシでお祝いしよーね～♪

なんて、“親バカ”丸出しでサスケに話していたんだが、カレンダーなんて概念のない当のサスケ、小雨が降る中いつものようにクールにお出かけしてしまった。
残された親バカ人間は「サスケ、冷たいぞ～～☆(T T)」と、ひとり勝手にいじけるのだ。いじいじ。

そーこーしてたら、外で犬だか猫だかわからんものすごい唸り声！
な、なんだ何だとあたふたしてたら、

どどどどどーーーっっ！！☆☆☆

ガラス戸の向こう、庭をものすごい勢いで駆けぬける大きな茶色い影。

「とらっ！？　サスケっっ！？」

またとらがサスケを追っかけまわしてるのかと、慌てて庭に出てみたら。

だれだ、オマエ？？？☆(・・)

びしょぬれのでっかいレトリバー(？)が人懐っこい目でこっちを見ながら、ちょこんと庭先に座っておった☆

「オマエ、どこから来たんだあ？」
そばに寄っても全然逃げる気配もナイ。
どこか草むらを抜けて来たらしく手足とハラが泥だらけで、全身にうじゃうじゃ『ひっつき虫（植物の実)』をくっつけておる。
ネコ用のノミ取り櫛で『ひっつき虫』を取ってやったら、ちょこんとおすわりして「お手」だの「おかわり」だの、でっかい泥だらけの身体ですりすりして来よる♪

うーん、なつっこいのはうれしいが、泥スタンプを付けるのはやめてくれ～～～(^＿^;)

「ほら、おうちへ帰んなさい」と表へ出しても傍から離れない。
私が家へ戻ろうとすると、一緒になってついて来る。
うーん困った。
しばらく表で相手してたら新聞配達のおっちゃんが通りかかったので
「どこの犬か見覚えありませんか？」
と聞いてみたがダメだった。
「ここらにゃたくさんいるからねえ」
コイツは『港のヨーコ』かい！☆

よく見てみたら首輪はしてなくて、鎖に太い引き綱がついている。
きっと普段は家の中にいて、散歩の時だけ首に鎖かけるんだろうなあ。
それだと新聞配達してても分からないよなあ。

飼い主が探しにこないか待ってみたが、全然そんな気配もない。
そのうちにサスケが私の様子を見に出て来て、『港のヨーコ』ならぬ『港のわんこ』と鉢合わせ。

わうっ、どどどーーーっっ！！!☆☆☆

逃げるサスケに追うわんこ！
こらっ、どっちもやめなさいっっ！！Σ(￣□￣;)
サスケが逃げ込んだネコ出口にハナを突っ込む『港のわんこ』を引っ剥がし、「これ！」と小さく叱ったら、『港のわんこ』、急にしゅんと肩を落として、ひとりで表へ歩いていった。
またカオを出そうとするサスケを押さえつけて、ちょっとしてから表へ出たら、どこへ行ったか『港のわんこ』、もうどこにも見当たらなかった。

あ～、どこへ行っちゃったんだろう。
かなりちゃんとしつけられてた風だから、自分からおうちへ帰っててくれればヨイがなあ。
そして『港のわんこ』が去ったあとには、私の全身の泥スタンプと、犬の臭いに「しゃーーっ！！」っと威嚇するサスケが残されたのであった。ちゃんちゃん☆


◆最初は『ひっつき虫』で全身ゴマだんご状態だったわんこ。無事おうちへ帰ったかなあ、、、