9月3日、約1ヶ月の入院を経て 無事に退院しました
入院当初に先生から『3週間ぐらいの入院になります』と言われていましたが
今までの経験上、『そんなに早く退院できる訳ないよな~』なんて思ってましたが...。
今回のオペの事を簡単にまとめると
術式
完全右心バイパス手術(TCPC)
人工血管 18ミリ
心臓の中を人工血管を通す 心内導管です
これにより、ワーファリンを内服することになりました。
オペは朝8時半にオペ室に入り、予定の5~6時間の午後3時にS先生のお話があり(このS先生のお話があるともうすぐ終了という合図)
午後5時にCCUにてぴなこに会えました。
モニターには サチュレーション100 という数字もみえたのですが、
なぜか あまり実感が無く、『へー。そうか100かぁ』と言う感じでした。
もちろん人工呼吸器もしてるし、NOと言う一酸化窒素ガスも使用している為、酸素を取った時点でのサチュレーションは分からないし...という気持ちもありました。
いつものことながら抜管するのに時間がかかり、抜管したのは6日後の8月12日でした。
抜管をしても、痰は多いし、咳も酷く 『大丈夫か』と思うくらい。
いつもの事ながら、痰を吸引するときは見ていると、本当にかわいそうで、
何度も涙が出てしまいました。
看護師さんが『ぴなちゃん、ちょっと吸おうか~。いい?』と聞くと
涙を流して首を振り、それでも泣きながら大人しく吸引されている姿は、見てて辛かったです。
その後、咳も治まってきてCCU生活は12日、13日目の8月19日には一般病棟に移りました。
一般病棟に移った時には、ドレーンも全て取れていました。
フォンタンの後は腹水が溜まりやすいと言われていたので、ドレーンはすぐには取れないだろうなと思っていましたが、8日目には全てのドレーンも取れました。
一般病棟に移ってからは、術後の検査を一通りしたりして、後はプレイルームで遊んだり、同室が歳が近い子供だけの部屋だったので 一緒に遊んだりして過ごしました。
ワーファリンコントロールのため、2日におきの採血があり、首からの採血で首にしこりができたりもしました。
18日目、浮腫がでて、レントゲンを撮ると 右肺上部に水が溜まっているということで、1日2回、点滴ルートから利尿剤のを入れる事になりました。
幸い、すぐに水もひけ、1週間ぐらいで点滴による利尿剤も終了。
内服の利尿剤はかなりの量ですが...。
浮腫の治まり、検査も全て終わり 問題なかったので 最後に先生のお話を聞き 退院になりました。
術後の話
心胸郭比 52%
心機能良好
三尖弁逆流 1強
グレン血流良好
肺動脈狭窄無し
心のう水貯留なし
期待していた酸素が外れるかどうかは...
術前に肺高血圧の治療で酸素をしていたので、これをすぐにやめるのは心配ということで、しばらく(もしかしたら次のカテまで?)は続ける事になりました。
酸素0.5リットルでサチュレーションは96~98です。
今は低脂肪食(脂肪50%カット)と水分制限(1日700)で過ごしています。
退院の日、入院中に聞いた事の無いような大きな声で
『ありがとう!ばいばい!!』と先生や看護師さんに言ってました。
家に帰ってから、私が急に疲れがド~~~っとでてしまい、2日間は何もやる気が起きず、ダラダラとしてましたが ぴなこはいたって元気で 部屋の中ですが元気に遊んでいます。
酸素をしているからか、まだ『フォンタン終わった~』って実感がないままですが、以前よりも疲れにくくなってる感じがします。
ワーファリンを内服する事になり、色んな意味での心配事がありますが、
でも、出来ないかもしれないと言われていたフォンタンが終わり
やっと一区切り付いた感じです。
4年で6回のオペを受けてきたぴなこさん。
お疲れさま。ほんとうによくがんばったね。