高校受験までの、ちょっとしたボランティアのつもりで始めたRくんの家庭教師。
教えるにつれてその深刻な状態がわかって、しばらく頭をかかえていた。

Rくんには、そもそも勉強　しいることが正しいのか？とも考えたりした。
もしかしたら、勉強をしろと言うほうが無理なのかも・・・と。

しかし、あれこれ様子を見たり話したりするうちに、糸口も見えてきたのだった。
もともと　Rくんは勉強する能力がないわけではない。
先日脳を活性化してもらおうと100マス計算問題集を買ってきて、やってもらったら私とたいして成績がかわらなかった。
なんだ～、頭は普通に働いておるぞ～～～　ということがわかったのだった。

今数学は因数分解のところの問題を解いているのだが、不思議なことに先週すいすい解いていた問題が、今週は解けない・・・てなことがよくある。
話しているうちに、彼は失敗を怖れるあまり問題に集中できないことがあるようだ――と見えてきた。
（どうも父親との勉強時間がトラウマらしい・・・）
Rくんの場合、勉強を頑張るではなく、いかにリラックスして問題そのものに集中するかが課題・・・と見えてきたわけなのだ。

それができたら、普通の成績くらいまでいけるんじゃないかな・・・？というのが、私の見立て。
ま、高校入試には間に合わないのが残念だけど。

英語は中１中２の教科書の復習をやっとります。
なにせ、基礎単語も主語も述語もわからない状態なので、基礎からやらねばどうにもならない。
ただ、耳がいい子なので、きちんと教えればちゃんとわかるようになると思う。

というわけで、お勉強ボランティア　希望をもってもうちょい続けます。