太極拳を習っていて、ある程度型をこなせるようになってくると
絶対言われるのが、「力を抜け！もっとゆるめろ！」ということです。

・肩の力を抜け
・手首の力を抜け
・膝の力を抜け
・足首の力を抜け

しまいにゃ、・股関節をゆるめろ！ってことを　とにかく言われる。

一生のうちで　股関節に意識を向けて　ゆるめることを覚える人なんて　ごくごく少数なんじゃなかろうか。

それから最初から言われるのが　身体をまっすぐ。
頭のてっぺんを天井から糸でつるされた意識をもって動く　ということ。

始めはなんでか、わからなかったんですけれどね。
ここまで来るとその意味が　よ～くわかってきました。

軸がまっすぐ立ってないと　身体をゆるめて力を入れないまま動くことができないのです。
もちろん　全部力を抜いてしまうと動くこともできないのですが、身体のバランスを整えれば整えるほど、
それを支える力は少なくてすむ。

最低限の力で　最大限の力を出すためには　体中の関節を柔らかく保ち　ごくごく小さい力をも感じて伝える身体の感受性が必須なのです。

で、私は身体の軸を立てるために
時々　こんな風に自分の身体の内部を点検します。

自分の内部の眼で　身体の位置を修正するのです。

頭の真ん中から　お腹の丹田位置まで　まっすぐの芯が通っているように。

それを保ったまま動けるようになると、太極拳もかなり上達しているんじゃないかな。

しかし、身体の力を抜くってことも　難しいことなんだけど、
それを絵にするのも　それに増して難しいですね。

上手く描けないでいます。
(;´ｏ｀)