山百合の思い出
昨日の話の続き最初に山百合を見たときの印象は強かった。場所も忘れられない場所だった…。私の高校時代、夏休みに山の奥のお寺で受験合宿を行なったのだが、その裏山の墓地で見事に咲き誇っていたのが、山百合だったんだよねぇ。(そういえば今の時期だったんだなぁ)当時は山百合が自然のものとは知らなかったので、どうしてこんな見事な百合がここに咲いているのだ!?と不思議だった。おまけに、最近亡くなった方がいたらしく――そこは昔の山の奥の話である。――火葬ではなく、直接土に葬ることが行なわれていた。こんもりと新しい土が盛り上がった墓所の光景と、咲き誇る山百合の美しさが分かちがたく私の脳裏に残り…ちっちゃいトラウマださ。(T_T)で、それが、私には山百合を見るたびに思い出される風景…であるわけ。そのお寺では、本堂で勉強し寝泊りもしていたのだが、真夜中にすりガラスの戸をノックされたり(外には誰もいないのが、すりガラスだからわかるんだよ) 小さいオカルト体験も出来たのであった。いやぁ、懐かしい。