マイナー過ぎてほとんどん日本人の目には止まらないだろうが、先進国経済がどんどん病んでいる事から発生した事象だ。言い続けているが日本は今回も減税で景気を支えた訳で公的債務は更に増えた、日銀が国債を買って金利の上昇を抑えているからできる結果だ。まあ日本経済がこのまま半永久的にこの水準を維持できると思おうが思うまいがそれは個人の勝手だが、考える智能の有る人は良く考えてみる事だ。
もう一つほとんどん日本人は知らないが、欧米の不動産価格は1990年代から約5倍に成っている、実際日本とは真逆なのだ。円安で日本は物が安いという記事は多いが、実は先進国で日本ほど不動産の安い国は無い。もちろん都内や軽井沢や葉山の様な例外は在る。この原因はゾンビ企業を延命し給料が上がらなかったのが主な原因だ。中国が進めている経済の上質化とこれも真逆な訳だが、要するに日本の経済政策は中国にとって良い反面教師なのだ。そして、中国は金融セクターが冴えない中でも拝金主義も叩いている、彼らは体力が落ちていてもガンは切除するのだ。
VWは工場をシャオペンにでも売却するのではないか?なんて気がするのだが、中国でEVは国民車に成り国内競争が激しく成ったら輸出ドライブがかかり、10年すれば品質も追い付くと15年前に言ったのだがだいたいシナリオ通りに進んだ。まあ私はバフェットさんより先にBYDは買っていたが、もう皆売ってしまった、売るのはちょっと早かったかと思うのだが、何度も言った様に私は基本的に完成車メーカーの株は好まない。吉利も売った、内燃機関のレガシーオートズは脆弱過ぎる、国内のエンジン工場の跡地などおそらく製油所の跡地同様に廃墟に成る。
今日は雨で釣りに行けず雑談だ、ヤフーファイナンスも有用な記事はほとんど無いし。10年以上に及ぶ金融緩和と財政政策によるバラマキで米国例外主義などもうバブルと言うより平家物語の様な気がして来た。先進国経済の衰退は分断を生む、横Y字の上側に居る様に務める事だ。