繁田健一騎手、引退式
今日は耳目社山中が担当します。今日から開催スタート!初日の船橋競馬場は不良馬場。7日(水)の第25回マリーンカップ(枠順は→こちら)8日(木)の第24回京成盃グランドマイラーズ(枠順は→こちら)どちらのレースも出走頭数はちょっと少ないですが好メンバーが揃いました。開催後半までどのくらい馬場状態が回復するかどうかポイントになりそうですね。先週3月31日、浦和競馬全レース終了後、繁田健一騎手の引退式が行われました。場内には繁田騎手引退の装飾が施されておりました。ウラワールも繁田騎手勝負服デザインのマスク着用。引退式に並んだジョッキーもこのマスクでした。1998年11月の初騎乗から、17,239戦1,498勝(中央38戦2勝)。10Rのヴァーツラフ(4着)が最後の騎乗となりました。プロフィール紹介、花束贈呈に続いて、繁田騎手にインタビューを行いました。―22年半、お疲れ様でしたありがとうございました。―ラストランを終えて、今どんなお気持ちですか?まずは、ホッとしてますね、ハイ。―騎手生活を振り返って、思い出に残っていることがたくさんあると思いますたくさんケガしたので、もうケガしたくないですね、ハイ。―印象に残る勝利は?ちょっと浦和競馬の馬が弱いって言われている時に重賞で勝ったマキノチーフや、父が亡くなる前に、ちょうど来て写真を撮ることができたリンドグレンとか、最近で言うと、キタサンミカヅキやモジアナフレイバーなど、数えればもうホントにたくさんいますね。―JRAでも勝利がありますし、全国各地の競馬場に遠征された繁田騎手、いろんな風景が頭の中に残っていると思いますホントにいろんな経験をさせてもらって、感謝してます、ハイ。―ケガのお話がありましたが、調教師への転身を考えたのはいつ頃からですか?30歳ぐらいから考えていたんですけど、タイミングで今になったって感じですかね、ハイ。―試験は何回か受験されたんですか?試験は一回で、無事受かりました、ハイ。―どんな厩舎を運営していきたいですか?(馬主さんは)高い預託料を払ってくれて、財産を預けてくれるんでね、厩務員にとって働きやすく楽しくて、そして結果の出る厩舎を目指したいと思ってます、ハイ。―繁田騎手の引退式に来場出来なかったファンの皆様にメッセージを!騎手という仕事から調教師に変わるだけなので、引き続き、これからは繁田厩舎を応援よろしくお願いします!(引退式の写真は 日刊競馬辻井光多郎記者にいただきました)騎手時代同期だった佐藤博紀調教師が花束を持って待っているのを見て、繁田騎手から司会者(山中)に「ヒロも来てるから」と呼び込むように言われ、式次第にはなかった同期からの花束贈呈が追加になりました。セレモニーが終わってから繁田騎手とちょっとだけお話したのですが、若いころから知っているジョッキーが引退してしまうのは非常に寂しい気持ちになります。2002年に益田競馬場で南関東騎手交流競走があった時に、行きの飛行機の座席が隣だったなぁ…とか。何と言っても、浦和競馬の「顔」でした。新人騎手や期間限定騎乗騎手のセレモニーの際には、埼玉県騎手会会長として登場してエールを送っていたのが印象的です。紹介式が始まるのを待つ繁田騎手と五十嵐冬樹騎手ラストランの後に行われた写真撮影でも、繁田騎手がインタビューで話している通り、「騎手という仕事から調教師に変わるだけ」ですから、引き続き同世代として(勝手にシンパシーを感じて)応援していきます。繁田健一騎手、ホントにお疲れ様でした!浦和競馬ホームページからも、引退式の様子がご覧いただけます。(→こちら)