ヒロインズCワンツーは5歳牝馬
火曜日担当の太田です。1月に入ってからは寒さが厳しかったのですが、昨日が今季一番のマイナス19.7℃。十勝の人からいうとマイナス20℃に届いていないので序の口という所でしょうか。今年はまだマイナス20℃を下回っておらず、例年よりは暖かいのかも。寒さも2月の中旬まで。この2週が寒さの山でしょう。あっという間の1月でしたね。2月逃げる、3月去るといわれているように、ばんえい記念もあっという間に来そうです。先日あと50日というレースタイトルがあった通り、迫ってきているなあと実感した次第。今週から第1障害後から第2障害後まで、馬場の摩耗が激しいため、砂を増量しました。馬場の変化はどのくらいあるのか大注目でしたが、それほど大きな変化はなく、解説者曰く時計にして10秒ほどではとのこと。ばんえいの10秒はそれほど変化がないと考えていいかと思います。全く変化はないというわけではありませんが、軽い馬場と考えていいかと思います。さて、今週は古馬牝馬重賞第32回ヒロインズカップBG1が行われました。実力馬ミスタカシマ、ナカゼンガキタ、アフロディーテが人気に。トップハンデのシンエイボブはさすがに810キロの重賞で厳しさが否めない中、ミスタカシマ790キロ。チャンスと思った方も多かったと思います。しかし、結果は軽ハンデを生かした5歳馬ワンツー。やはり、馬場の影響もあるのでしょうね。若馬のスピードを生かしてのレースとなりました。そして、ワンツーの5歳馬フォルテシモ、アーティウィング共に坂本厩舎、山根福司さんの生産馬という結果。共に育ってきた馬の2頭がここで花を咲かせたというレースでした。(主催者提供)勝利したフォルテシモは、実況でもありました通り、7度目の重賞挑戦で初制覇。銀河賞、クインカップ3着と惜しい競馬もありましたね。イメージ的には善戦止まりという感じではありましたが、今回は阿部騎手の手綱によく応えてくれたと思います。(主催者提供)2着のアーティウィングはここにきて、力をメキメキつけてきたという印象。重賞などのレースで結果が出ていませんでしたが、平場のレースではいいレースをしていますよね。馬場の軽さもよかったのでしょう。5歳ともなると繁殖なども考える馬も多くなってきます。今後どこまで現役でいるかはわかりませんが、今後も注目の2頭であることは間違いないですね。(ヒロインズカップについてはこちらも)古馬牝馬重賞は年に2度。今回のハンデ差を見ると、オープンのシンエイボブにとっては下とは50キロ差。かなり厳しい戦いでした。牝馬チャンピオンを決めるBG1は同斤にして、NO.1牝馬を決める戦いにしてもいいかなと思った次第です。あまり重すぎると下の馬に全くチャンスがなくなってしまうなど、いろいろな問題点はあるかもしれませんが、今回は、正直シンエイボブに勝機はないという感じがありました。オッズも本来ならハンデがあっても重量から考えてオープン馬に分があると考えるのですが、シンエイボブは7番人気。結果も殿負けでした。これでミスタカシマがいいレースをしたらまた違った答えなのかもしれませんが、切れ味勝負になるとさすがに厳しいですね。アフロディーテ、ナカゼンガキタが3着、4着でハンデを考えるといいレースをしたということになるのでしょう。ルールの中でやっている以上は、これも結果で受け止めてはいますが、牝馬NO.1決定戦としてはちょっともやもや感が残る感じですね。ルールは時代によってアップデートされてきて、今があると思います。未来に向かっていい方向に進んでいけるように、今の時代のひとが考えていかなければなりませんね。さて、次回は明け3歳馬牡馬重賞 第2回翔雲賞BG2が行われます。3歳馬はまだまだこれからの世代。今季はナナカマド賞「キングフェスタ」、ヤングチャンピオンシップ「ヤマカツエース」と南北海道産駒が活躍しております。例年十勝産の活躍馬が多いのですが、今年の十勝産駒からはヘッチャラが有力ですね。年度最後のイレネー記念にもつながるレース「翔雲賞」ぜひともご参加ください。また、この日はばんスタ延長戦も配信いたします。翔雲=招運ということで、昨年もう一つのばんスタでも行った「占い」を行います。占ってくださるのはもちろんこの方、目黒貴子さんです。四柱推命を使って占います。今年運勢がいい騎手や馬などを占います。また、特別に視聴者の方も占ってしまおうということで、現在募集しております。占ってほしい方ぜひご応募ください。2名の方をこちらで選んで占います。占ってもらうことはなんでもOK。真剣に占いますので、ぜひメールをお寄せください。お待ちしております。最後に嬉しいニュースを一つ。先日1月29日(土)第6競走で西将太騎手がホクエイテイオウで通算1,000勝を達成致しました。(1000勝達成西将太騎手 主催者提供)1,000勝は、ばんえい競馬史上26人目、現役では7人目。デビュー当時から知る西将太騎手も1000勝騎手。もうベテランの域に来ましたね。果敢に攻める西将太騎手の騎乗。ファンの方も多いことと思います。インタビューが苦手だった西将太騎手ですが、最近は大分慣れてきて、いろいろとお話しくださいます。普段とてもおしゃべりで、とても楽しい西将太騎手。ヘアスタイルも変化に富んでいて、29日の出来事に上がっている写真のヘアスタイルはちょっと笑ってしまいました。いつの時代なのという感じ。楽しませてくれますね。厩舎の中の子供たちも楽しませて、節分の日の青鬼役は印象的ですよね。一度ばんスタでも面白いコスプレで出演してくれたこともありました(笑)インタビューを見ると寡黙な印象ですが、普段はとても楽しいことが好きな人ではないかと思っております。あの髪型はどう見てもそうでしょう(笑) 一昨年お父さんの西康幸元調教師がお亡くなりになったりと、大変なこともあったかと思います。仲間も多い西将太騎手。これから中堅騎手としてますます活躍することでしょう。期待大の騎手です。