カテゴリ:暮らしぶり
運が良いのか悪いのか…
地震で揺れる北海道に帰省していました。 幸い実家に被害はなく、実家では15時間停電を経験しただけですが、それでもいざというときの備えや不安にいろいろと気づくことがあったので、忘れないうちに備忘録として残します。 帰宅したら我が家の備えも見直さなくては… *********** 実家では、断水はなく、ガスも使えました。 停電しただけです。 復旧してみると、15時間停電しただけ。 それでも、停電したときは、北海道全域で停電と聞き、ただごとではないと肝を冷やし、復旧には1週間かかるという会見に耳を疑い、次々と充電池を使い果たしていく電子機器に不安は増すばかり… 停電がこんなに長引くなんて考えたこともなかったですから! テレビの報道では停電当初は「復旧の見込みはありません」と強い断定口調だったことも不安をあおられました。 「復旧未定です」ではなく、 「復旧の見込みはありません」って…かなりヤバイのでは??と感じますよね?? ヤバイと感じたあとに、まず心配したのは、情報収集の命綱のスマホ! 次にいつ充電できるかわからないという状況では、心配してくださるメールやメッセージに返信するのも、短時間で短文で!という気持ちになりますね…( ;∀;) すぐに支援したり、情報共有できる関係ならともかく、距離的に離れている場合は、お見舞いメールは、停電復旧後の送信がよいかと。 電池節約のため、 ・画面は暗くする ・wi-fi、bluetooth、はOFF ・使わないアプリもOFF ・防災アプリ、メール以外のアプリのプッシュ通知はOFF …と、考えられることはしたけれど、家族の安否確認後、自分自身の安全が確保できた状態なら、思い切って電源を切っておくのがいちばんの節約かも。 充電サービスが開始されても、実家から行ける範囲にはなく、車もなく、停電の復旧を待つしか選択肢はありませんでした。 自宅は無事、水道もガスも使える、という状況なので、自治体や政府の発表などリアルタイムな情報を知るには、ラジオがいちばんでした。 スマホがあれば、radikoやNHKOnlineで情報はとれると思っていたけれど、貴重な電池を消費するので、聞き続けるのは難しいことを痛感! ラジオの情報を頼りに、知りたい情報に限定してスマホで情報収集、そんな使い方をしていましたが、地震発生から10時間後の昼過ぎには、電池の残りが8%ほどになり、電源を切りました。 幸い、その数時間後に停電から復旧! あかりがつくだけで、どれだけホッとすることか!! 実家に備えてあってよかったのは…
備えが足りなかったのは…
両親のガラケー用の乾電池タイプの簡易充電器を置いておきましたが… ガラケーを買い替えて、USBケーブルでの充電になったことを失念していました。 こういう備えも定期的に見直さないとダメですね…(^_^;) 実家は、北海道では珍しく車がない生活。 真冬は吹雪くと数日は買い物に行けないこともしばしば…という生活スタイルのおかげで、冷凍庫・冷蔵庫にストックはいろいろ、缶詰や常温の保存食もいろいろあり、食料品の流通が滞っても、数日なら自宅での避難生活は問題なさそうでした。 停電が長引けば、冷凍庫・冷蔵庫の食材を食べる順番を考えながら、過ごしていたと思います。 コンビニやスーパーの行列は、今まさに困っている人だけではなく、不要不急の買い物だった人もいたような気がします。 大きな余震に備えたい、また停電になったときに備えたい… 気持ちはわからないわけではないけれど… その一方で、庭でBBQをして冷蔵庫の食材を傷まないうちに消費したり、家庭菜園の野菜をご近所さんとわけあったり、と冷静な対応をしている人もツイッターなどネット上では多くお見かけしました。 避難所での避難生活に備えることに比べれば、自宅での避難生活に備えることは、ハードルが低いはず。 節約のために、給料日前の1週間は在庫食材で暮らすようにしているので、献立が偏ることに目をつぶれば数日は暮らせることは自信があるけれど、電気・ガス・水道が使えないとなると…(^_^;) この節約週間のうち1日でも、電気・ガス・水道を使わずに料理&食事することも習慣にしておけば、いざというときも慌てずに済む…かな。 我が家の備えも、この経験を思い出しながら、見直さなくちゃ。 少しずつ流通は戻りつつあるようですが、余震の心配もあるし、節電が長引くと、これから寒くなる季節に心配は尽きません。 北海道地震の被災者だけではなく、台風など自然災害で日常生活に戻れずにいる人がたくさんいることを忘れずに、募金はもちろん、離れていてもできる支援を続けていこうと思います。 こうやって備忘録を書いている私の精神状態も、日常生活に戻っていないようで…(^_^;) 無事に帰京し、スーパーに行くだけで、 「店内が明るい!」 「牛乳もパンもたくさん並んでいる!」 …と感動するたびに、なかなか衝撃的な経験だったことを実感。 ひとりでも多くの人が、一日でも早く、日常生活に戻れますように。
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