また出た。不正取得!
今度は東京都の行政書士が謄本、住民票の不正取得をして東京都行政書士会から処分を受けたと報じられました。また「相続書類作成のため」だそうです。どんな職業の人間にもモラルの欠けた人間はいるでしょうが、こう立て続けに起きると情けない限りです。こういう事件が起きたせいで「職務上請求書」の差替えをしなければならなくなりました。単位会は、これを基に不正の調査をランダムですることになるのでしょうね。興信所ももちろんピンキリなので違法な営業をする業者が悪い訳ですが、この手の個人情報の不正取得は昔から、指摘されてきたことでした。興信所が業界として成長すると、悪質な営業をする業者とそれに手を貸す士業が増えてしまうというのは、影の現実かもしれません。もちろん興信所自体が悪いというのではありません。ただ日本は大企業の人事部から、浮気を疑う個人まで、興信所を使った個人情報を取得するのが大好きな社会ですから、一部ではダーティーな調査も事実上「みんなで黙認してきた社会」とも言えます。「バレたら全部失うのに馬鹿だねぇ」とみんな言うのに、後を絶たないのはよくも悪くも、いや悪くも悪くもですが、必要とされている証拠です。どんなに食えなくても、「職務上請求書は売っちゃだめ!」といった啓蒙活動が残念ながら必要だと思います。