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人の行く　裏に道あり　花の山

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2007年06月の記事

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羽賀研二氏と渡辺二郎氏が逮捕される

破たん前の会社の株式を購入させたため、損害賠償請求された羽賀研二氏が、４億円相当のその損害賠償請求権を１千万円の支払で放棄するとした確認書を無理やり書かせたとして、恐喝容疑で逮捕されたらしいです。報道によると、ボクシング元世界チャンピオンで山口組系暴力団関係者の渡辺二郎氏らが、実行犯とされているようです。羽賀研二氏は借金を返済し、結婚もして、全うな人生をスタートさせていたと思っていたのですがねえ。渡辺二郎氏の現役時代のボクシング・スタイル（とにかくフットワークが良かった）も素晴らしかっただけに、残念ですね。浮き沈みの激しい人たちというのでしょうか。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/30

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戸田恵子さんと井上純一さんが離婚

また一つ、芸能界の「すれ違い離婚」が見つかりました。報道によると、女優の戸田恵子さんと俳優の井上純一さんが、約１７年間の結婚生活にピリオドを打っていたそうです。どうやら離婚は昨年末らしいですね。元々は、戸田さんのお母さんの介護のため４年ほど前から別居生活を始めたようですが、戸田さんのお母さんが亡くなった後、同居生活に戻っても、２人はすれ違ったままだったようです。ただ、このお２人は、離婚後も大人のつきあいが続いているようで、その辺はさすがですね。お２人にお子さんはいらっしゃらないので、別居期間中の婚姻費用の分担と財産分与について、きちんと清算すればよろしいと思います。それから、話は変わりますが、女優の加藤あいさんとサッカー選手の中田浩二さんの交際も報じられていますね。知らなかったなあ。随分前からお互い知っていたようですけど、中田選手、加藤あいさんを傷つけてはいけませんよ。ついでに、劇団ひとり君、好きにしなはれ（笑）。では。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/28

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サービスについて

私がよく利用するクリーニング屋は、店先に自転車用の空気入れがあります。はい、普通、自転車屋にある業務用のアレです。私は自分用の空気入れを持っていますが、足踏みしたり、ポンプを押したりするのが嫌で、いつもこのクリーニング屋の空気入れを使います。すると、私の中で面白い感覚が生まれます。つまり、クリーニング屋に服を出すということと自転車に空気を入れるということとが条件のように結びつき、たまに本末転倒のような感覚になるのです。どういうことかと言うと、自転車で走行中に、空気を入れたくなったら、何かクリーニングに出すものはないか思い浮かべるのです（笑）。クリーニングと自転車は、通常、何の関係もありませんが、「あの勝手に使い放題の空気入れが使える」というサービスが、私の周囲では意外性があり、しかもそのクリーニング屋の店先には何台も自転車を置けるスペースがある（つまり客は自転車で来やすい）ということが、絶妙のハーモニーを醸し出すという訳です。これは、士業の営業にも参考にならないだろうか、などと考えてしまうんですねぇ。まあ、考えているだけで楽しいのですが、今のところいいアイディアが浮かびません（笑）。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/27

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離婚しやすくなった？

今年の４月から離婚による年金分割の請求が可能になったため、それまで離婚を我慢してきた中高年の女性などが、一気に離婚に踏み出すのではないかと予測する人もいました。どうやら、あながち嘘ではなかったようですね。報道によると、厚生労働省が発表した人口動態統計の速報から、４月の離婚件数が前年同月より１３４９組（６．１％）増の２万３３５５件となったことがわかりました。離婚件数が前年同月を上回るのは１年１カ月ぶりだそうです。社会保険事務所は今、消えた年金問題の相談でも相談件数が多く、タダでさえ事務処理能力の低いお役所に、更にまた手続きを依頼してもかなり時間がかかると思われます。しかし、年金分割の請求には、「年金分割のための情報通知書」の交付と長官宛の分割請求の手続きが欠かせません。ですから、１ヶ月かかろうが、それ以上かかろうが、とにかく社会保険事務所に行って、手続きをするしかありません。離婚成立前から情報提供は受けられますから、心配な人は、期間の余裕を持って、社会保険事務所に行ってみましょう。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/25

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友人の結婚式

昨日のことですが、友人の結婚式がありました。私くらいの歳になると、そろそろ友人の結婚式というのも打ち止め状態なので、久しぶりという感じで、大学の同級生達と再会しました（新郎が大学の同級生だったので）。大学のクラスの同級生、ゼミの同級生、○○試験の受験団体の同級生など、いろいろいますが、やはり人間４０歳にもなりますと、皆ひとかどの人物になっていたりするので、大変面白かったですねぇ。中には、東証マザーズに株式公開している会社の社長になっている者もいました（こりゃ、出世頭でしょうね）。それから、披露宴のＭＣは、某民放キー局の女子アナでした（その女子アナの旦那と新郎が司法修習の同期だそうです）。そして、披露宴の後は同級生と飲みに行き、遠慮なく酔っ払う訳です。大学の同級生というのは、無駄にかっこつける必要がなく、見栄を張る必要もないので、本当に楽しく呑めるんですよ。披露宴が行われた場所というのも、話題の超一流ホテルで、こちらも楽しめました。結婚式って、いいもんですね。目出度し、目出度し。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/24

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訴訟能力

以前、「訴訟の当事者能力」について書いたときに、「訴訟の当事者能力」と「訴訟能力」とはちょっと違うから、今度書きますといっていました。しかし、そう書いていたことをすっかり忘れていて（笑）、今、思い出しました（スミマセン）。さて、ではその訴訟能力ですが、これは、「単独で有効な訴訟行為を行い、また相手方からの訴訟行為を有効に受けることができる能力」のことです。民事訴訟（経済生活上のトラブル）については、民事訴訟法に特別の規定がある場合を除き、民法その他の法令に従う（第２８条）としています。これは要するに、一言で言えば、民法上の行為能力者は、訴訟能力があるということです。ですから、気を付けるべきは制限能力者の訴訟能力で、まず未成年者と成年被後見人は、単独で訴訟行為をすることは全く認められていない（訴訟行為を後から取り消し得るのではないのです）事を理解しましょう。この二者については、法定代理人によってのみ訴訟行為をすることができるところがポイントです。それから被保佐人と被補助人は、それぞれ保佐人と補助人から、訴訟をすることについて、書面で包括的に同意を得た上で、訴訟行為をすることができます。なお、法人の場合（一定の要件を満たす法人格なき社団も）は、その代表者が法定代理人（のごとく）として、訴訟行為をすることができます。民事訴訟については、これでよろしいですか。次に、人事訴訟（家族生活上のトラブル）における訴訟能力についてですが、こちらは、民事訴訟法上の制限能力者に関する規定が排除されていますので、要するに、制限能力者でも、意思能力がある限り、訴訟能力が認められるということです。つまり、意思能力がある限り、未成年者や成年被後見人でも単独で訴訟行為をすることができますし（法定代理人によらずに）、被保佐人や被補助人は、保佐人や補助人の同意が要らないということです。頭の整理、できましたか。ではまた。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/22

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成年後見人等の公募

行政書士が成年後見事業に参入してから、少しずつ成年後見制度の認知度が上がってきているように思われます（別に「行政書士のおかげで」ではありません）。しかし、この制度、お金が沢山ある人なら躊躇なく利用できるかもしれませんが、そうでない一般の人が利用するには、なかなか利用しにくい面もあります。これは、成年後見人等になる第三者の側から見ても同様で、しっかりとした報酬をもらえないと、苦労の割にはお金にならず、他の仕事をする時間も奪われがちになることから（ドライに接するのが難しい分野なので）、「人様の代理人をしている場合じゃなくなる」という現象が生じてしまいます。ですから、親族以外の第三者がなかなか成年後見人等になりたがらないのです。報道によると、そこで、不足する第三者後見人の解消のため、横須賀市が「成年後見制度」事業のための成年後見人等を、公募した市民から育てる試みを開始するそうです。神奈川県行政書士会が積極的だったので、神奈川県はこの分野の事業に先進的に取り組んでいるというイメージがありますが、横須賀市のこの取り組みは、県内初で、全国的にも珍しいものとのこと。公募後は、「市民後見支援員」として１年間、実際の法定後見事件を担当する弁護士のもとで、業務を分担しながら指導を受けるようです。そこで合格し、推薦されれば、横須賀市長の申し立てにより、家裁が選任する「法定後見人」となるらしい。ちなみに、応募資格は、２０～６５歳で、福祉活動に理解と熱意がある健康な人だそうです。横須賀市近隣に住む、福祉に燃える人たち、どんどん応募すべし！！遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/20

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さらば大魔神ガー号！

昨日のことですが、我が愛車、大魔神ガー号（人力いや大魔神力二輪）が壊れ、もはや修理不能となってしまいました。走行中に気付かぬうちに故障したのか、よくわかりませんが、とにかく自転車屋の言うには、もはや「修理不能なので、残念ですが、オシャカです。」ということ。残念だなあ、ホント。ちょっと悔しいことに、わずか直近１ヶ月の間に、立て続けに右ブレーキ・ワイヤー、後輪タイヤ及びチューブを交換したので、ちゃんと直した部分が活躍する前に（笑）、オシャカになってしまったことになります。往診可能な街の法律家、行政書士大魔神としましては、地元ならどこへでも自転車で駆けつけますというのが、キャッチ・コピーなのですが、これで新車を探して購入するまでの間、しばらくは、偉そうに（笑）、バスかタクシー（！）で、往診しましょうか。とにかく、早いこと、新車を購入しなければいけませんね。新車の名前は何にしましょうか。大魔神ガー２号、大魔神ガーＺ号、新大魔神ガー号、・・・。え～、息抜きブログは、この辺にしておきましょうね（爆）。では。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/19

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同性愛者の養子縁組

日本では、同性同士での結婚は、法律上、認められていません。ですから、同性愛者同士が家族になろうと思ったら、年長者の相手の養子に年少者がなるというのがオーソドックスな方法かと思われます（昔、『太陽にほえろ』でそういう刑事がいましたね）。行政書士も、風俗営業許可などで、同性愛者からの依頼を受けるときに、そういうコンサルティングもできると、業務の幅が広がるのかもしれません。さて、報道によると、同性愛者などの法律業務を代行しようと、福岡県内の行政書士４人が、「レインボーサポートネット」なるものを結成したらしい。同性愛者は、養子にならなければ家族でないのだから、パートナーを健康保険の対象とできず、当然、そのままでは遺産も相続できないわけすね（遺言をすればいいだけですが）。っで、このネットワークでは、「パートナー契約」というものを作成し、財産関係の契約を作成しているようです。この「パートナー契約」というものについては詳細を知らないので、なんともコメントしようがありませんが、同性愛者、性同一性障害者の法的なサポートをきちんとする専門家が今までいなかったということですから、こういう分野を開拓するのは、行政書士らしい仕事かもしれません。但し、ちゃんと「法律家らしい」仕事にしなくちゃいけませんよね。これは、需要の大きさから言って、むしろ、東京に向いている分野でしょうね。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/15

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復縁か！

離婚していたはずの国生さゆりさんが、何とその元夫と同居していることを、本人出演のテレビ番組中に告白しました。青田典子さんも共感していたようです。実際、私もこういうケースの場合に相談を受けることがよくありますが、お２人さんとも、慎重に行動しましょうね（笑）、と言っておきましょう。同居しているとはいえ、一旦離婚して、籍は別々だから身軽だ、などと軽はずみなことはしませんように。復縁に向けて再婚の準備をしている間に、まだ独身だからと言って別の相手とも交際する人がいますが、婚約破棄の原因となるようなことをして、また慰謝料請求されたら困りますよね。でも、人間って、同じ過ちを繰り返しがちなんですけどね。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/14

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三原じゅん子さんが離婚

女優の女優三原じゅん子さんとお笑い芸人のハッピハッピーさんが離婚するそうです。ハッピーさんは、コアラから改名して以来、どんどんアンハッピーになってしまったように思うのは、私だけでしょうか。さて、お２人の離婚原因ですが、報道によると、どうやらアンハッピーさんの不貞行為のようです。三原じゅん子さんは、夫婦で設立した事務所を出て、所属事務所を変わるのか、それとも社長のアンハッピーさんが自ら出て行くつもりなのか、どうするのでしょう。仕事でも共同作業をしていた夫婦が離婚するのは、大変ですよね。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/12

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先願主義か！

今、サミット反対デモのニュースなどがよく流れていますね。洞爺湖ではどうなるのでしょうか。さて、そんなサミットですが、世界的な特許制度の統一が経済声明に盛り込まれるようです。世界では、先に発明した人に特許を取得させる「先発明主義」のアメリカと、先に出願した人に特許を取得させる「先願主義」の日欧とが調整を進めていましたが、晴れて、「先願主義」への移行を明確に示すことになったんだとか。アメリカでは、「サブマリン出願」が横行していましたからね、日本としては歓迎です。また、昨年アメリカは「先願主義」への転換を表明して以来、議会で特許改革法案が審議されています。表向きフェアネスの精神が好きということになっているアメリカが、ようやく、少し、世界の基準を見ることができるように成長したのかもしれません。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/08

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出生率アップか！

少子化による諸問題が危惧される中、昨年の出生率が一昨年を若干上回ったことがわかりました。これで、出生率の最低記録更新がストップしたことになります。報道によると、昨年の「合計特殊出生率」は１．３２で、一昨年を０．０６上回ったことが、人口動態統計で分かったんだとか。ちなみに、出生率が前年から上昇したのは６年ぶり、１．３台に回復したのは4年ぶりらしい。これは、前年がひのえうまだった１９６７年（私の生まれた年です）に０．６５上昇して以来、３９年ぶりに高い上げ幅だそうです（３９年ぶりという割には、上げ幅が一桁違いますけど）。団塊ジュニアを中心に出産が増えたという分析もありますが、とりあえず、これを明るい兆しと考えましょう。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/06

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知念里奈さんが離婚

今知りましたが、知念里奈さんも離婚していたようです。報道によりますと、沖縄出身の歌手の知念里奈さんが、今年３月にモデルの中村健太郎さんと離婚していたそうです。知念さんは２００５年８月に、いわゆる「できちゃった結婚」で結婚していました。しかし、どうやら結婚直後から別居生活になってしまったようで、お互いのズレが戻らなかったらしい。結局、「別々に生きていくことがお互いのために一番」ということで、協議離婚したようです。婚姻期間は、１年７カ月とのこと。ご長男の親権は知念さんが持ち、慰謝料請求はしないそうです。合意して別居を開始した夫婦の場合、通常、「悪意の遺棄」とはならないですし、夫婦の理想像のズレが原因ということだと、慰謝料の問題にはなりそうにないですね。知念さん、また歌に芝居に取り組んで、頑張ってお子さんを育てましょうね。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/04

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黒田知永子さんが離婚

黒田知永子さんて、名前はよく知りませんでしたが（スミマセン）、時々テレビなどで見かけていました。さすがモデルさんですよ、随分若く見える方ですね（いやホント）。報道によると、「カリスマ主婦モデル」と言われている黒田さんが５月末に協議離婚していたそうです。お子さんの親権は黒田さんが持つようで、黒田さん側の代理人が離婚届を提出したとのこと。ちなみに、黒田さんて「笑っていいとも！」にレギュラー出演していたんですね（全然知りませんでした）。夫婦の間では、一昨年３月に別居し、その後関係が戻ることはなかったようです。１年２か月分の婚姻費用の分担はちゃんとしていたのかな。合意して別居したようですし、すれ違い生活が原因だそうですから、慰謝料の問題はなさそうですね。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/02

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出生届と事実婚

裁判を受ける権利というのは、憲法に保障されているくらい重要な権利です。ただ、最近は首を傾げたくなる訴訟も少なくないですね。報道によると、出生届に必ず記載しなければならない「父母との続き柄欄」をわざと記入しないで提出した夫妻が、「役所が届を受理しなかったために戸籍および住民票を記載しなかったのは違法だ」と主張して、役所に対して損害賠償と住民票の作成を求めた事件の地裁判決が出たようです。本当は昨日この記事を書こうかとも思ったのですが、少々うんざりしまして（笑）、一旦断念し、今日、思い直して書く運びとなった次第です。っで、裁判長は「将来的には、選挙人名簿への未登録など重大な問題になる」と指摘し、「住民票を作成しないのは違法」と認定し、役所に住民票の作成を命じる言い渡しをしました。これは、出生届の不受理により戸籍がない子の住民票作成を命じた初の司法判断として、注目されことになると思われます。原告夫妻が、わざと「父母との続き柄欄」に記入しなかったのは、この夫妻が法律婚ではない事実婚であるにもかかわらず、生まれた子を「嫡出でない子」として届け出ることを拒みたかったからだそうです（あきれる！筋金入りか！）。そのため、役所はこの出生届を不受理としたところ、原告夫妻は、今度は生まれた子の住民票作成を求め、提訴したらしい。ちなみに、旧自治省は１９８９年、「出生届受理や戸籍の作成を待って、住民票を作るべきだ」との見解を全国の自治体に通知していたので、これに基づきこの役所も住民票を作成しなかったようですが、独自の判断で住民票を作成している自治体もあるんだとか。しかし、まったくあきれた夫妻による提訴にも、功罪はあります。功績としては、役所は、公共の福祉に照らして妥当ならば、少々の届の遺漏も、特別の裁量をして処理することができるという趣旨のことを、裁判所が初めて述べたこと（３００日問題でも私は法改正ではなくて、裁量権の問題だと言ってきましたね）。ネガティブな面については、書く気も失せますが、税金の無駄使いに等しい空虚感ですよ。ただねぇ、事実婚を選択した大人というのは、その選択により被る問題は覚悟の上ではないのでしょうか。法律婚は嫌だ、でも子供が生まれたら非嫡出子となるのも嫌だ、役所の言うとおり届を記入するのも嫌だ、でも子供の住民票が作成されないのは嫌だ、嫌だ、嫌だ・・・。それで、子供の福祉を損ねかねないのは、親である大人の事情なのが、私にはどうにも腑に落ちません。結局、この判決が出たところで、生まれた子は嫡出子になるわけではありませんよ。遺言相続応援団はこちらです。離婚問題応援団はこちらです。

2007/06/01

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