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久しぶりにDVDで見ました、『犬神家の一族』。
横溝正史原作、市川崑監督の映画です。 この作品は、市川監督自身によって、1976年と2006年にそれぞれ映画化されています。 今回、私が見たのは、1976年の方(角川映画第一弾)。 有名すぎるほど、有名なシーンのある映画ですよね。 横溝正史原作の作品というのは、よく相続争いの果てに起こる殺人事件をテーマにするのですが、この『犬神家の一族』も、その一つです。 この作品の中で、被相続人は遺言を残しているのですが、その内容が、ちょっとあり得ないものになっているので、結局、恐ろしい殺人事件を招いてしまったのです。 弁護士(遺言執行者であると推量します)に預けられた自筆証書遺言が、検認を受けずに推定相続人の前で開封されるということは、今では考えられませんが、専門家に相談せずに作った遺言が災いを招くという教訓は理解できます。 ただ、遺言というのは、推定相続人に対して、遺言者が死亡するまで秘密にしておくものなのですが、これまた身内の方が高齢者の方に無理やり書かせたような遺言というのは、しばしば、身内全員が遺言者の生前にその内容を知っている(!)という信じられない状況も生みだしたりします。 無駄に何度も遺言を書き直させたりするのも、遺言者が気の毒ですよ。 恐ろしい事件が起きないように、遺言は、専門の行政書士に相談するのが賢明でしょう。 遺言相続応援団はこちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/07/28 12:56:36 PM
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