人の行く　裏に道あり　花の山

なんか、有名人の自殺（と報道されている事件）がこうも立て続けに起きると世間が動揺しますよね。

自分がファンだった人や絶対死なないだろう（そんな人はいませんが）なんて思っていた人がお亡くなりになると、喪失感で心が虚ろになることもあるでしょう（ドラマが完結したくらいでも、〇〇ロスとかいうほどですから、なおさらです）。

しかし、精神科医であったとしても、既にお亡くなりになった診断もしていない人の不可解な自殺については、推量するしか術がないのですから、一般人が原因を述べる行為は当然推量ないしは想像の範囲に収まります。

つまり、推量ないし想像しかできないことが前提条件で、あとは、その人の死を受け止めるのか受け流すのか、あなたはどちらですかという話ですよ。

受け止めるなら、解釈が必要になり、例えば「産後鬱だったのではないか」とか「育児ノイローゼの可能性がある」とか言うことになる訳です。

したがって、「わかってないくせに産後鬱とか言うな」と言ったところで、「じゃあ、完全に正常な精神状態で多感な年ごろの子供と乳児を置いて自殺したと思うのか」と返されたら、「そうだ」とは答えないでしょう（結局、無駄な争いなのです）。

有名税って、切ない税制ですね（ではまた）。


＜今夜の２曲：Maddie & Taeの「​Die From A Broken Heart​」、Dua Lipaの「​Break My Heart​」＞
新型コロナに感染した人を村八分にするような社会だと、精神科に通院したことがある俳優や女優が活躍できる社会にはなり得ず、閉塞感が強いかもしれない。同調圧力とは異なる行動規範が必要だろう。