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テーマ:昨日のこと(58)
カテゴリ:社会
今日はS県T市にあるB宝館に行ってきた。
これは獨協大学教授の森永卓郎氏が趣味で蒐めた品を展示してある所で、なんと月1回しか開館していない謎の館である。 正直、展示してある「物自体」には興味がなかったのだが、かつて私が住んでいた所に近いし、今のうちに一度行っておかなければいけないような気がしたので、行ってみた訳だ。 到着すると、卓郎さんの次男坊とスタッフ1名が誰かの到着を待っているかのように館の外にいたが、入館してみると、卓郎さんの奥さんが受付をしていた。 そして、中を見て回ると、「よく蒐めましたねぇ」というものや「よく捨てずにとっておきましたね」という感じの物まで、色々あった。 では、特に私が気になったのは何かというと、興味のない者にはどうでもいいものを(すいません)「執着して蒐集する行為」がすごい、という点である。 小さい子供だって、公園にでも連れて行けば、石ころや木の枝などを拾って集めてしまい、帰りしな、親に捨てるように言われる事は日常茶飯事だろうし、未開の部族だって、生活おいて使用しない物を集めるということをかつて読んだ覚えがある。 つまり、「蒐集する行為」は何か人の本能的なもの(最近あまりこういう言い方はしないが)に由来するのかもしれないということだ。 さらに日本人は、とりわけ小さいものから大きいものまで、あらゆるものにフェティシズムを感じやすいはずなので(世界一かも)、森永卓郎さんは、実に日本人らしいのである。 あ、ついでに長男坊は、勝手に私の後輩だと思っているので、好きにすればよろしい。 まあ、そんな一つの家族を感じた空間であった(ではまた)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/09/23 06:21:16 PM
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