国民年金未納対応は厳しくなる!
年金未納問題は、政治家に留まりません。社会保険庁は長年にわたり国民年金保険料を納めていない社会保険労務士に業務停止など重い処分を科す方針を固めたようです。年金未納の医師や歯科医師の保険医取り消しも検討するそうですから、かなり厳しくなりますね。今国会提出予定の社保庁改革関連法案に盛り込む方針だそうです。処分対象は再三の督促にも応じない悪質なケースに限るようですが、社労士の場合は業務停止や新規登録の不認可のほか、免許取り消しも検討しているんだとか。また医師や歯科医師は保険医登録の更新(三年ごと)を認めない方向で検討されているみたいです。まあ、現在63・6%の国民年金収納率(平成十六年度)を引き上げるためには当然と判断したのでしょう。ただ、政府の有識者会議が求めていた運転免許証の更新やパスポートの発行制限といった全国民を対象とする処分は「年金と無関係な分野の規制は国民の理解が得られない」(社会保険庁幹部の弁)と見送る方針らしいです。これに対し、全国社会保険労務士会連合会や日本医師会は、強く反発しています。特定職種のみに懲罰を与えるやり方は不平等だとの考え方もできますが、さてどうなりますか。まずは年金制度自体のの不安感を早く取り除いてほしいものですね。