ピラミッドの頂点に
藤井聡太三冠が四冠になった(もう、名実ともに無敵だ)。元々、藤井四冠にとって、出身地も同じ愛知県で棋風も同じ先輩の豊島将之前竜王(九段)が唯一の苦手な棋士で、プロデビュー後も最初は対戦成績が一方的に悪かった訳だ(6連敗スタート)。それが一度技を見切ったら(まるで格闘技のように)、以後はむしろ連勝し続けてしまうとは恐れ入る。実際今回も、藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19歳)が竜王戦七番勝負第4局で、豊島将之竜王(31)を122手で下し、同シリーズの成績を4勝0敗のストレートでタイトル奪取したのだから。そしてこの結果、羽生善治九段が保持していた最年少四冠記録(22歳9カ月)を大幅に更新する19歳3カ月で達成し、史上初の「10代四冠」になるとともに、竜王を含めた四冠を保持したことで、序列トップとなり「全棋士の頂点」に立ったんだとか。ちょっと昔の漫画で例えると、ケンシロウがラオウを倒した、あるいは承太郎がディオを倒したかのようだ(承太郎のほうが近い例えかな。わかる人は皆おじさんか。)。しかしなあ、同じタイプで後から来た者に倒されるというのは、さぞかし辛かろう。今後巻き返しのために、豊島九段が南斗聖拳に転向してみることは、、、ないかな(ではまた)。<今夜の3曲:WORLD ORDERの「SINGULARITY」「MACHINE CIVILIZATION」「MIND SHIFT」>とにかく、パフォーマンスが上手い。このグループ名に反応する人もいるかもしれないが、須藤元気氏の言動を見ると、ただ活動当時はナイーブだっただけなのが分かる。要するに、旧ワールドオーダーということで別にいいんじゃないだろうか。