053149 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

夏でもセーター

夏でもセーター

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

セェーター

セェーター

カレンダー

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2007年05月27日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
酷くうなされて、弾かれる様に目を覚ました。

一瞬、自分がどこにいるか分からなかった。

夢から覚めても、この部屋に彼女の姿はなかった。

現実と理解するまでに時間がかかった。

最悪な目覚めだ。

まだ悪い夢を見てるみたいだ。

すべてが信じられなかった。

どうしても受け入れられなかった。

いくら待っても彼女は帰ってこない。

連絡も取れない。

俺はアルバムを何時間も見ていた。

飽きもせず、一日中。

アルバムの中の二人を見れば見る程、信じられない。

こんな結末。

そのアルバムには思い出がたくさん詰まっていて、どの写真をとってみても、その当時のエピソードを何時間でも語れる。

結婚後の住む場所や、子供の名前まで一緒に考えていたのに。

本当に、悪い夢としか思えなかった。



そして、日が暮れかけた頃、公衆電話から着信があった。

最後の待ち合わせを決める電話だ。

その後、公園で話をし、誰の元に行くともわからない彼女を駅のホームで見送った。

そして、俺は荷物をまとめ思い出の詰まったこの街を出た。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年05月29日 11時09分28秒
コメント(4) | コメントを書く


お気に入りブログ

激烈疾走!熱血配送… クールシャイダンディさん
どんちゅん♪生態日記☆ どんちゅん♪さん

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

© Rakuten Group, Inc.
X