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読書家の彼女が、俺に薦めてくれた本があります。

あなたにとって、すごく為になる事が書いてあるから読んで欲しいと。

その当時、イケイケだった俺は

「あぁ、わかったわかった、そのうち読むよ」といって見向きもしませんでした。

いまさら、自己啓発的な内容の本を読む気にもなれない。

俺くらいのレベルになれば、こんな本に書いてあることなんて分かりきってる事だと。



それから、時が経ち、彼女のいない部屋で荷物の整理をしていた時、段ボールの奥から、その本を見つけました。

彼女の言葉を思い出し、読んでみることに。

主人公は、俺そっくり。

俺がモデルになってるんじゃないの?っていうくらい。

ダメダメさ加減も、まんま俺。

ページを進めると、主人公は成功へと導いてくれるメンターと出会う。

そして、悪戦苦闘しながら、成長していく。

何もかも、今の俺と重なる。

すごい!!

今ある問題のすべての答えがこの本の中にあった。

彼女は別れた後も、俺に気付きを与えてくれる、成長させてくれる。

進む道を照らしてくれている。

なんて素晴らしい女の子だったのだろう。

涙が込み上げてきました、本当に。

そして、彼女をはじめ、すべてのものに感謝できる気持ちになった時、世界が本当に眩しく見えました。


『チャンス 成功者がくれた運命の鍵』





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最終更新日  2007年07月07日 16時28分07秒
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