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2006年07月14日
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テーマ:小説日記(233)
カテゴリ:カテゴリ未分類
 北朝鮮がミサイルを日本に向けて発射した、
 そんなニュースを耳にしたのは病院のベットの上だった。
 
 テレビを見たとき、一瞬、頭によぎった。

 どうせ死ぬなら一瞬で痛みも考える間もないくらい早く死にたいな・・・

 不思議と病院のベットの上にいると昔の思い出が自然と頭をよぎる。
 
 それは、小学生の頃、広島の原子爆弾のことをはじめて知った時の先生の話だ。

 「原爆っていうのは一瞬で街を吹き飛ばしてしまうんだ。
  みんな、まばたきをしてみて。
  まばたきってすごく早いだろ。
  もし、原爆が瞬きをしてた時に落ちてたら
  みんなは目を空けてる時には全員天国にいるんだよ。」

 そんな先生の笑えない冗談話に小学生の僕は、それなら痛む間もなく死ねる。
 なんて思った。

 今、まばたきをすれば、そこには病室があって、
 そして点滴がある。何回やっても変わらない、これが現実だ。


    つづく

*腸の健康に興味のある方、このサイトは腸の健康を考えるサイトにしていきたいと思いますので、ぜひリンクしていってください。リンクフリー。
 





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最終更新日  2006年07月14日 19時00分51秒
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