|
テーマ:プロ野球全般。(13400)
カテゴリ:野球日記
クリックしてみてね~。 この間まで読んでた本がコチラ。クリックしてみてね~。 元、近鉄バファローズに在籍していた選手を、応援団、ファンとして選手と深く接して来た感想、印象、著者(佐野氏)の想いが記されたもの。 ちなみに、著者(佐野氏)は、元、Kデパート勤務、その傍ら近鉄の応援団に在籍し、長年、野球観戦を続け、選手と飲み行ったり、話したり、深い親交を続けてきた模様。現在は、執筆活動等に専念? 野球をベースとした話ですが、知らない人でもわかるように書きました。 この本には、自分が知る何人もの選手の事が記されてて、興味深い内容のものばかりでした。各選手を知った上で、選手の性格が書かれてたのがおもしろかったのでしょう。その中で、印象的だった選手の話を一つ。 仲根と言う選手がいまして、 (73年~87年、近鉄在籍?) 仲根選手(以下ジャンボ。身長192?あるトコから)は、チョッとした野球エリートで、野球人生を歩み、野球で飯を食えなくなった時(引退してから)の話。 プロ野球を引退して、あらゆる商売を手掛けた後、佐野氏を通じて、ジャンボに洋服を販売する商売の話が来た。 ジャンボは、販売の商談の日になぜか、遅刻して来て、佐野氏や(佐野氏の)知り合いをイライラさせたり、遅れて、来たかと思えば、にんにくを食べてきたのか、明らかに口臭を漂わせてきたり、 仲根選手と飲み行って、彼から何軒も「次、ドコ行きます?」(ハシゴしよう)と言い出す割には、先に店を出て、一切、金を出そうとも、出してもらったお礼を言おうともしなかったり、そんなコトもあって、「今日は、もう辞めておくよ」と佐野氏は、やんわりと断った挙句に、ムッとして、雨の中、コートを傘代わりに走って、帰り去り、それからずっと連絡がなくなってしまったり、と 普通の人には、理解出来ない感覚や普通の人とかけ離れた事が多く書かれていた。 それから何年かすると誰かを通じて、「仲根選手が亡くなった‥」という訃報が入る。 佐野氏は、訃報を聞いてから、ジャンボと販売の商談をした時や飲み行った時の話を思い出して、この時の事をこんな様な事を思ったらしい。 今にしてみると、ジャンボ)は、相手側から「会いたい」と言われるほどのスターだった。 (実際は、実績を残した選手ではなかったのだが) だから、イチ会社員の人間に頭を下げて、挨拶をしたり、お金を出しあって、飲んだりしないのは、当然で、下の身分の人が気遣って、お金を出したりするものと、言う感覚があったのでは?と。 雨の中、ムッとして走って帰って行ったのも、(野球を辞めてからの)商売での収入も知れていて、お金を持ってなく、「スターにタクシー代を出して、帰りに気をきかすのも、当然だろう」と言う気持ちがあったのだろうと。 アントニオ猪木さんが、企業からある商品を送られて、「コチラから礼を言うのではなく、使ってやるんだから、お礼を言うのはソッチだろ!」という感覚と同じだったんだろうと。 亡くなってしまってからジャンボの気持ちは、理解できても、佐野氏がして来た事には、今でも間違いは無いようなことを言っている。「まあ、そうですね」って感じです。 (一部の)スターの人の考えやスターから見える一般の人の考えが、普段、体感できない感覚だっただけに新鮮な話で、興味深かった。 そして、こういう経験をして来た人には、こういう性格、人間になる場合があると言う、一つのサンプルとして、自分の中に刻まれた。これから、こういう人と接した時への対応策の幅が増えた。 でも、自分は、とあるプロスポーツ選手を引退した人を今まで、何人か見て来たけど、ジャンボのようにプライドが高くて、「俺は!俺は!」と言う我の強さや人を下に見るような所があったのも事実とも思えるな。ジャンボの話は、マンザラ、ウソじゃないと思いました。 相対的にそういう事まで理解しながらこの本を読んでたんで、とてもおもしろく読ませてもらいました。 ドウでしょ? (^_^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[野球日記] カテゴリの最新記事
|