子どもはなぜなぜ星人だ
■なぜなぜ坊や相変わらず、どこへ行っても、なぜ? どうして? と質問ばかりのケンタです。「どうして、影ができるの?」「どうしてお風呂の水はあおいの?」「宇宙はどうやってできたの」「どうして船は鉄なのに沈まないの」素朴な質問って難しい。親は四苦八苦です。最近、そんなケンタにお気に入りの場所ができました。それは、近所にできたインド料理屋さん。店内にはインドの神様の絵がたくさん飾ってあり、ケンタはインドの神様に興味津々。毎回、疑問がいっぱいです。が、インド人の店員さん、子供のしつこい質問にも、いやがらずに答えてくれます。「どうしてインドの神様の皮膚が青いの」「コップの水は透明だけど、海の水は青いでしょう。空気は透明だけど、空は青いでしょう。つまりね、無限なものは青いんです。神様も無限だから、青いんだよ」「どうして神様に手や顔がたくさんあるの」「あれは時間の神様なの。時間がたつと人間は死んでしまうでしょう。だけど人が考えたことや行った良いことはいつまでも残るんだよ。だからあの絵をみたら、残るようなよい考えやよいことをしないといけないな、と思うんだよ」という具合に、どこまで本当かは私にはわかりませんが、ていねいに答えてくれるので、納得している様子。そんなわけで、インド料理屋さんが大好きなのです。ありがたいことです。■ご本最近の会話より。ケ「ママにインタビです。ママが子供の頃に大好きだった本はなに」私「うーんと、小公女とか?」ケ「じゃ、よんで、しょうこうじょ」というわけで、女の子向け?と思いつつも小公女を読むことになりました。といっても本屋に見つからず、仕方ないので青空文庫の本を読みました。菊池寛が訳しているので、ものすごく渋い訳だ!はじめは登場人物の名前が覚えられず、「アーミンガードってだれだっけ」「ベッキイって誰だっけ」と行った具合でしたが、最後のほうになるとお話が面白くなってきた様子。全部読み終わると、今度は大人の本棚から本を持ってきて「読んで」といいだしました。見ると、なんと「ハンニバル」! 「すごく怖い本だよ。」「でしょ。ぼくそう思ったんだ。面白そう」これはちょっと、さすがにどうかな??ということで、次は小公子を探してみようかな。