性格もそれぞれ
本日こちらは曇りで、室温の高いお天気です。この時期、ノルのラクスとアンジェを迎えた時期でもありました。まだ2ヶ月半の彼女達を、ラクスの名古屋のブリーダーさんが2匹一緒にこちらに届けて下さいました。到着間もなく、2匹の行動は対照的でした。ラクスは物怖じの無い性格の子で、スタスタ歩いてリビングに向かいましたが、アンジェは横を通り過ぎるラクスを見て驚いて飛び跳ねていました。その後、いちいち驚いてはカニ歩きとうさぎさん飛びを繰り返していました。その光景が面白くて私達は大笑いで、親ブリーダーさんは記念に動画を撮っていましたね。この2匹を迎えたのには、それなりの理由があります。以前は、金額が高くて手の届かない大型猫種達でした。私自身、猫達に出会うのに時間もかかりました。制約も多くて大変な時期でしたが、どういうスタイルでやっていくかを検討していました。同じ猫種を扱う方も多く、このキャッテリーとしての個性は何かと…。ショーに走らす事より、親しみのある子猫達を譲渡して、是非大型猫達の魅力を身近に感じてもらう事を考えたからです。譲渡金額も押さえて、子猫達の輪を広げる事。「お馬鹿な子猫程可愛い」作戦開始です(爆)実際、ノルウェージャンの猫達のブリードを考えた時にタイプを3つに別けました。ルナは、血統優秀で毛吹きがとても良い反面、お手入れが大変で性格も内向的・おとなしい傾向があります。アンジェの子は、タイプが毛吹きの良い子と悪い子が出ますが、性格は友好的で元気な子猫達が多いです。ラクスの場合、全体の毛吹きは良くありませんが、お手入れが簡単です。性格も社交的で愛嬌が良く、性格的にすぐに馴染むのでオーナー様が早くから決まり易いです。3匹の共通点は、人間依存度が高い事です。完璧な生き物など、存在しません。弱点も個性として、愛する事が出来ると言う部分がポイントです。それを教えてくれたのが、亡き息子「クク」君でした。元は保護した黒猫で、発見当初は汚い子猫でした。体調不良の私に添い寝してくれる優しい子で、猫軍団の長でもありました。勝手気ままな猫性格で、私と一緒に寝るのも日課。私の物は彼の物、彼の物は彼の物でした(汗)夜中に「あっちに行くから、ドア開けてくれ」と催促して出かけたかと思うと、すぐ戻ってきて「寝るから開けて」と何度も私を起こしたり、干したお布団の中央で大の字で寝られて、私は布団を取られ隅に追いやられ首や腰が痛くなる日々。枕をして寝る子で、ヨダレ垂らして「スーピー・スーピー」と鼻を鳴らし、風邪にすぐかかるので「へクション!!!」と、鼻水飛ばして私の顔を汚しても平気。そんな彼ですが、「ママ大好き」が伝わります。猫軍団が何をしても怒らずクールに対応して、私に我儘全開であっても結局は甘えて収まります。風邪が悪化して入院した際は、肉球を全部剥がして血だらけになって退院しました。先生に「どうしても、帰りたかった様ですね」と言われて、恥ずかしくもあり痛々しくもありました。こんなお馬鹿なククが、肝硬変で亡くなった時はペットロスで無気力になりました。味のある子は永遠に記憶に残ります。彼に出会えて、色々な事を学びましたね。現在、それぞれ母猫達の個性が反映されるので、子猫の出産時は楽しみが増えました。お茶目な子猫がいると、可愛くて同じ写真ばかり撮ってしまいます。オーナー様のブログなどで、子猫達が成長して元気に育っているのを拝見すると嬉しく思います。今後も猫の輪を通じて、皆様が交流出来る中継点のブログになる様にと思います。オーナー様以外の、猫大好き家族様のブログが増える事期待しております。