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カテゴリ:その他
ダビンチコードのことを書いて,頭によぎったのは邪馬台国でした.
小生には良く分からなかったけれど,西洋の人々の中にある歴史上の疑問,ロマン,謎,のイメージから邪馬台国が浮かびました. 子供の頃,教科書の欄外に「邪馬壱国」は「邪馬台国」の誤りと書かれていて,良くそんなことが分かったと不思議に思ったことを憶えています. 「倭の五王」の天皇へのあてはめの不自然さも記憶に残っています. そして,昔は,地名比定で多くの邪馬台国本が出されていて,どれも説得力がなかったものでした. 最近の教科書がどうなっているかとか,最近の邪馬台国論争がどうなっているかは知りませんので,昔の話ですが. 20年ほど前に読んだ古田武彦の「邪馬台国はなかった」で初めてこれらの疑問が解消されたのを憶えています.見事な謎解きで,反論する書籍も読みましたが,いずれも論理性に欠けていて話にならない内容でした.特に安本美○なる人のレベルの低い論理の展開と,間違った統計処理に怒りを覚えたこともありました. これだけすばらしい考察が,歴史研究者の間で黙殺されていたことには「やっぱりね」という感じも持ちました. 世界についても,大英博物館に行ったときに驚きました,我々の世界史の教科書は英国が世界制服しようとしていた歴史をそのまま学ばされていたと感じました. 日本の歴史の研究者のレベルを思い知らされた思いでした. なつかしいことが思い出されました. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.20 08:19:08
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