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カテゴリ:その他
足利事件の件考えさせられます.
我々も,測定データを出す立場です. 精度管理には気を使っています. 20年近く前ですから,DNA鑑定にも精度管理なんてしていなかったでしょうね. そして,測定する人間には,結論のイメージがあると,その結果が結論を表現しやすい数値にずれてくることがあります. これは,計測データを出しているか谷は理解できることだと思います. そして,だされたデータは一人歩きしてしまう. 今回の過ちは,DNA鑑定の責任は大きいと思います. 検事も検察も裁判所も,この誤ったデータさえ無ければこんなことにはならなかったはずですから. 勿論,このデータが意図的に導かれていたらそれは問題ですが. 非常に考えさせられる件でした. また,数字を出す人間も気を使いますが,数字を扱う人間は,その数字の背景を常に考えなければいけません. 自分の体重を考えれば簡単です. 体重が,一つの数字で表現できないことはご理解いただけると思います. 自分の体重は,状況で変わることを理解したうえで,でも,人の体重は,数字として一人歩きさせてしまいます. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.06 08:46:12
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