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海外の学術誌に掲載される論文は,我々の分析化学の分野では,特定の人間が査読をするのではなく,peer reviewという考え方が広がってきています.
これは,応用範囲が広がると,実際にやっている人間で無いと評価が難しくなっていることや,少数の権威者による偏向を避けるためだと思います. 海外の学術誌は,一度論文が掲載されると,その著者に関連分野の論文の査読を次々と依頼してきます.現在六誌から依頼が来ます. 全て,ボランティアで,一切謝礼はありません.国内誌では,わずかな図書券をくれる学会もありますが. 英語は苦手ですが,内容が分かりそうなものは,できるだけ協力するようにしています. しかし,最近は,中国や中東の国からの投稿が増えています.そのせいで,レベルの低下が著しいのが残念です. 基本的には,出来るだけrejectしないようにしていますが,大幅な追加実験を求めるケースが増えました. 我々にも入手できないような高価な機械装置が容易に入手できるようになっても,研究の力量は不十分なようです. このような部分は,日本にとっては,ちょっと安心材料ではあるのですが・・・・時間の問題かな. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.02 19:12:52
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