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カテゴリ:その他
神奈川の茶の放射性セシウム検出で出荷自粛要請の件、所沢のダイオキシンを思い出しました。
今でも、講演のねたにさせていただいていますが、ひどい事件だったと思います。 当時、野菜中のダイオキシンの測定値などほとんどなかった時代に、久米弘のニュース番組で「所沢の野菜から全国平均を上回るダイオキシンを検出したのに隠した」という報道がなされました。 結果は、野菜ではなく茶葉で、全国平均などないので明らかな誤報でした。裁判でもTV朝日が敗訴したと思います。 このときの教訓は「義務のないことはしないほうが良い」でした。 義務がないのに、高額の測定料(当時、1サンプル70万円以上)を支払って測ってみたら大騒ぎになってしまった。「測らないほうが良い」という間違ったメッセージを発してしまいました。 もちろん、ダイオキシン問題の改善には、間接的に大きな貢献はしましたが、罪は大きかったと思います。 今回は、たぶん「安全性をアピール」するつもりで測定してみたら「出ちゃった」というのが本音でしょうが、損害賠償先がはっきりしていることもありますので公表したのでしょう。 政府のやることが後手後手に回っているのに、こういう部分では時代が変わったという印象を受けました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.22 12:20:22
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