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カテゴリ:落語
志ん朝,円楽に続いて談志まで鬼籍に入ってしまいました.青春の頃の若手四天王でした.とは言っても,文楽,円生が亡くなった後,落語の存亡がかかっていたときに祭り上げられた感はありましたが.
その頃最も期待されていたのは志ん朝だったでしょうか?そして小三治あたりだったかな?小朝も出てきていましたが,落語界は結構厳しい状況だったと思います.馬生は好きでしたが,評論家からの受けは良くありませんでした. そして,後輩が談志に入門したりということもありました.彼も今は堅気で働いていますが. 談志,円楽が亡くなって名人扱いされるのは,儀礼的にはしかたが無いのでしょうが,これは違うと思います.二人とも落語はうまいとは思いませんでした.でも,談志は面白かった.枕は秀逸でした. 才気走った司会の笑点も面白かった.いつも間髪をおかずに回答の良し悪しを的確に判断する頭の良さが印象的でした.たまに,談志が回答を理解できないときには出演者がいつもの仕返しとばかりに罵倒する,それを照れながら受ける面白さもおまけとしてありました. 今は,うまい噺家がたくさんいます.当時とはレベルが違うのが分かります. 最近は,飛び込みで寄席に入って知らない人ばかり出てきても結構楽しめます.若手四天王の頃は,ベテランでうまい人が少なかった.寄席に行っても面白く無いのでホール落語の時代になってしまいました. 記憶が定かで無いかもしれませんが,生で何十人も出演する寄席の入場料が封切りの映画より安かったのではないでしょうか? 今は入場料も相当な金額になっていますので良い傾向なんでしょうね. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.25 08:56:30
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