HERO
だいぶ前のことですが,3月24,25日にキムタクのHIROのエキストラに出てきました.いろいろエピソードもありましたが,キムタクや松たか子とは絡みが無く,遠目に見るだけでしたが,大塚寧々や小日向文世とは絡みがありました.ダンスシーンだけで,エキストラ総勢300名以上とのことでした.我々には,更衣室周辺のスペースと,撮影現場のバックヤードにも控えスペースが準備されました.撮影現場のバックヤードでは,コーヒー紅茶麦茶などは常に準備され,袋物のポテトチップスとかチョコレート,ビスケットなども食べ放題で準備されていました.(時間帯により無くなりました)昼夜は弁当が出ますが,毎回内容は変わるし,おかずが選択できるようになっていて,こういう点では至れり尽くせりでした.我々ですら大赤字での参加ですが,名古屋,京都,大阪などからも来ていましたので,その方たちよりはましでしょう.ダンサー役に年齢も級も関係なかったようです.大塚寧々と小日向文世がダンスの競技会に出るシーンでいっしょに踊る役です.小生は,大塚・小日向組の次の出演位置でしたので,たぶん少しは写ると思います.同じシーンを正面から,背後から,真上から,下からの俯瞰,観客席のキムタクたちの視点からと,何度も何度も取り直しをさせられます.競技会登場シーンや,競技最中で踊っているシーン,小日向文世が転倒したところに駆け寄るシーン,競技会を台無しにされて不満そうに退場するシーンなどがあり,演技も要求されましたが,最終的にどれだけ採用されるかは分かりません.若い数組は,画面に大写しになるそうです.ダンスの実力よりも,若さとパートナーの美貌が決めてだったようです.(トップアマもいましたが選ばれませんでしたので)大塚寧々たちは土日とずっと居ましたが,キムタクや松たか子は日曜の短い時間しかいませんでした.キムタクや松たか子が出てくるときだけは,キムタクや松たか子の周りのエキストラは全て役者に入れ替わっていたようです.300人くらいのエキストラが居ても,キムタクや松たか子のシーンに残れるのはほんの数十人程度でした.もちろん,ダンサー役は撮影がありますので全員残りました.ダンスを知らないスタッフから注文がいろいろ出ますので,踊る角度や方向などめちゃくちゃですが,これは,一般の人には分からないからどうでもよいのかもしれません.フロアには,斜めにカメラの線路が走り通行止めになりますので,「く」の字のスペースを11組で踊ります.もちろん,大塚寧々達の前には入れません.ということで,数組が「く」の字の空間で逆行を要求されますので,どうしても無理によけてポイズが崩れてしまいます.これは,どう写ったかは分かりませんが,不満が残る点です.(使われなければ問題はないのですが)キムタクたちが帰った後も,大塚寧々達とは撮影が残りました.最後は,スタッフと大塚・小日向組と我々だけで,他のエキストラはゼロ,妙な緊張感のある世界でした.一日中スケジュールも分からず,衣装は着たままの窮屈な状態で,体中が凝ってしまって,すごい疲労感でしたけれども,良い経験をさせていただきました.また,助監督さんがいろいろ気を使って下さったので,精神的には快適に過ごさせていただきました.まずは,ご報告まで.