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カテゴリ:家族と愛情
最近早めに帰宅すると、子供たちの勉強をみる機会が多くなりました。 そうです。食事と入浴を済ませたゴールデンタイムに
午後10時・・・ 「お父さん、ここ解からないから教えて」 まず、yu-が塾の宿題の中で、自分で一応やってみて解らなかったところを聞きにきます。 「わからんかったか、ええよ。どこや」 「ここ、この問題」 「フムフム・・・(『天平の甍』は唐僧鑒真の来朝という・・・)やて 何や、まぁた、こんなコムツカシイ・・・」 yu-は小学校五年生としては、あまり一般的ではない問題の解き方を尋ねて来るのです。
「お父さん、わかんないの~、いいよ自分でもう一度やってみるから。」 「ちょっ、待ちっ、お父ちゃんがわからんわけあるかっ(というか、わからんなんて言えるかっ)」 私が、問題を読んで解法を探していると 「も~いいよ~」と、yu- 「待て待て、ここは問題文をじっくり読んで解答せな・・・ (なんで小学生のくせにお前・・・まったくぅ~)」
そのうちに 「ククク・・・クク。」 「何や(鳩おったか?)」 yu-が、つけっ放しにしていたTVのお笑い見て笑っとるんか 「お前、お父ちゃんが一生懸命解き方を考えていたのに、何やその態度ワーッ」 「あ、ごめんなさい・・・で、解かったの」 「も・もちろんやっ、メッチャ簡~ん単やっ(実は、てこずっていましたが)」 ここでいつも親としてのプライドが邪魔をして、間違っても「お父ちゃん、わからんから先生に聞きなさい」とは言えないのです(ああ・・・悲し・・・)。 そして、ようやくyu-が宿題を終える頃、今度はchi-が 「お父さん、分からないっ」 何故か不機嫌そうに、私の目の前に参考書の山を ドカっ と置きます。 「何や何や、お前もかっ、ちゃちゃっと教えちゃるから、見せてみぃ (ああ・・・ワシのゴールデンタイムが・・・)」 chi-は、じっくり考えるタイプなのでyu-のように一度の説明では納得してくれません。 「だ~か~らぁっ、ここはこうっ、そしてこうなるっ、答えはこう(あ、答え言っちゃった)」 「あ~なるほどね~、じゃ、この場合はー?」 「ハァ~、その場合も考え方一緒やから、こうしてこうやっ・・・」
そうこうしているうちに、私の貴重なゴールデンタイムは、あっと言う間に過ぎ去ってしまうのでした。 でも、先日そんな"ぼやき"を人生の先輩である知リ合いのご婦人に話すと 「でも、日和ちゃん、そんな風に子供が勉強を教えてもらいに寄ってくるっていいことじゃない」 「いいことですかねぇ」 「いいことよ~、なかなか子供が寄って来ないっていうお父さんも、たくさんいるんだよ」 「・・・。(確かにそうかもしれんなぁ)」
確かに親子の会話が少ないとか世間で言われていても、今のところわが家ではそんな心配はほとんどなさそうです。 しかし、そのために今のところわが家では、私のゴールデンタイムもほとんどなさそうです。 ・・・でも、別にそれでもいいんです。
ワシ、24時間たたかえますからっ(うそです)
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Last updated
November 13, 2009 12:16:12 AM
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