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2006.12.18
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カテゴリ:日記
≪アメリカに原爆まで落とされて≫
~真の理想的保守はいずこへ。~

 ★自分の国は自分で守れ!!(2)の続編です。

 このシリーズ最終章として、最後の方は端的な管理人の基本的な持論でもって締めさせて頂きたいと思います。これまでこのシリーズをご覧になられていない方は、一通りこの「小林よしのりvs鳥越俊太郎の対談」をお読み頂いてから最終章をご笑覧頂けたら幸いです。

★自分の国は自分で守れ!!(1)
≪自主防衛は主権国家の義務である≫

★自分の国は自分で守れ!!(2)
≪靖國神社棚上げはダメだ≫

小林よしのり氏に編集長インタビュー<1>
「安倍政権、結構、期待してたんですけどね」

小林よしのり氏が語る戦争論──編集長インタビュー <2>
「日本の戦争は、国民が騙されてやったわけじゃない」

小林よしのり氏が語る日米論・防衛論──編集長インタビュー<3>
「自主防衛っていうのは、核も持たなくてはならない」

一部引用

小林 本来、イスラム社会っていうのは、日露戦争で日本が勝ったときに、日本を尊敬してたわけだから。もう同じ黄色人種っていうふうに思っているわけだから。なのにアメリカにべったりくっ付いて、イスラムを敵に回してしまうっていうこと自体が、自分たちが作ってきた歴史の否定ですよね。アングロサクソンと日本は戦ったんだから。アメリカと戦って負けても、日本国内だけは戦争をして悪かったって言ってるけど、アメリカと戦って原爆まで落とされた日本ということで、イスラム諸国の人たちはみんな敬意をはらっているし、また、原爆まで落とされてなんでアメリカにくっ付いているんだっていうふうに……。

鳥越 僕、イラクに行ってそう言われましたよ(苦笑)。

小林 そうでしょ。みんな不思議でたまらないはずですよ。原爆まで落とされながら、なんであっちの国のケツにくっ付いているんだって。なぜ不思議に思うかと言ったら、彼らの価値観は生命至上主義じゃないですからですね。


 アメリカの原爆云々を言い出すと決まりきった言葉が返ってくる。

 「いつまで原爆落とされた事を根に持っているのか、戦争はお互い様では無いのか。過去にやられたら恨みを持ち続けるのは朝鮮や支那と変わらないではないのか。イスラム国家のような報復の連鎖で物事が解決する事などありえないでは無いか。」

 このように考えている方にどのような思考経路でこういった意見にたどり着いたかお聞きしたい。

 支那がでっち上げているいわゆる『南京大虐殺』はもうすでにこれまで沢山の学者らの手によって捏造が確定している。朝鮮が持ち出す戦後保障などは『日韓基本条約』によってすべて清算済みだ。そして、いわゆる従軍慰安婦に関しても単なる当時の女子挺身隊女衒を歪曲させた作り話であるのも皆ご承知の通り。

 言われる筋合いがもともと無いのである。これは日本を世界から蔑まれる存在に仕立て上げようとする支那・朝鮮の単なるプロパガンダだ。

 そしたら一万歩譲ってこれらがあったとしよう。戦後日本本当にアジアの発展のために何もして来なかったのか?

 答えは『No』だ。

 世界の何処でもそうだが『地域の安定』に必要なものはある程度均衡した軍事力である。今では日本もそれなりの自衛装備力を持つようにはなったが、やられた時にやり返す『矛』はアメリカに取られたままだ。日本には『アジアの軍事的安定』を保持するだけの軍事力は無い。

 その代わりと言ってはなんだが、我が日本は戦後60年に渡って戦闘や戦争をする事もなかった、そして経済の力によってアジアの発展に寄与する形の貢献を戦後行っていく事になる。

 朝鮮戦争終了後の韓国に対しては何十億ドルものODA円借款で政府有償・無償資金を行ってきた。支那に関しては今でもODA・円借款は続いている。最近になってようやく支那からの返済額が多くなってきた。

 この援助によって韓国・支那は世界にも通用する経済的・社会生活的なインフラ(社会基盤)を獲得する事が出来た。ここまで協力して発展させてきたのにも関わらす、文句を言われる筋合いが何処にあるのか。

 そしてアメリカはどうだ。

 朝鮮戦争ベトナム戦争米ソ冷戦アフガニスタン侵攻イラク侵攻とどれだけの紛争を引き起こしてきたのか。

 直接的ではなく間接的にもアメリカは戦争に加担している。

 イラン・イラク戦争においては、両方の軍隊に対して軍事兵器や軍需物資を売り込み戦争をまくし立てるという、戦争を商売として卑怯な二枚舌を平気で披露し続けている。世界中の戦争・紛争の裏には必ず「武器商人」がのさばっている。

 このような悪事を助長させる事をアメリカは大東亜戦争(太平洋戦争)が終わってからも延々と行っているのだ。

 アメリカが大東亜戦争後、世界秩序の安定と発展に尽力し、我が日本に対しても一方的なWGIP日米安保条約年次改革要望書などを突きつける事無く、本来の民主的で対等な立場で日本との同盟を掲げているならば過去に日本人が蒙った被害の記憶も時間と共に薄れていくだろう。

 がしかし、上記に記したようなアメリカが現在でも世界に対して行っている『覇権主義』的な行動を見て何を信用しろと言うのか、過去を忘れて仲良くしようとどの口が言えるのか不思議でならない。これでもアメリカ従属は正しいと言えるのか。

 私の答えは『No』だ。だから現段階での集団的自衛権も反対派である。

 せめて真の保守ならば「現在の世界状況においては米国との協力は必要悪であり、将来目標として日本は完全独立主権国家目指し、米国との『対等な立場』で持って互恵関係を築く『対米路線、対米派』である」と言って頂きたいところだ。

 管理人は政治家じゃ無いので、日本が本来あるべき姿の『理想論』をブログでブチかまし、蔓延る『反日』をブッタ斬り続けるのみである。



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最終更新日  2006.12.18 06:38:21
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