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テーマ:お勧めの本(7396)
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内容(「BOOK」データベースより) ときは2004年。銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、電脳雑伎集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるビッグチャンスだ。ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。責任を問われて窮地に陥った主人公の半沢直樹は、部下の森山雅弘とともに、周囲をアッといわせる秘策に出た―。直木賞作家による、企業を舞台にしたエンタテインメント小説の傑作! [半沢尚樹シリーズ]の3作目です。 『オレたちバブル入行組』、『オレたち花のバブル組』に続く、フィクション企業小説です。 ドラマの方も、いよいよ最終回を迎えますね。 ドラマのラストで、次の出向先を示唆して、映画の宣伝か! な~んてことにならないですよね。 「半沢直樹」映画化見送りに2つの理由 TBSは、映画よりドラマ続編製作を選んだようですね。 「サラリーマン金太郎」や「課長島耕作」のような、長期シリーズモノの育てる方針のようですね。 映画製作するなら、映画用の脚本が必要でしょうね。 『ロスジェネの逆襲』は、映画にはパンチが足らないと思います。 ドラマ「ガリレオ」の福山さんのように、堺さんもここらでドカーン! と行っちゃってくれて、良いと思いますよ~。♪ 感想です。 半沢の企業人としての信条が、ますます冴えていると思います。 前2作では、半沢たちバブル世代が、団塊の世代を批判していましたが、 本作では、ロスジェネ世代が、半沢たちバブル世代に批判の目を向けています。 <ロストジェネレーション=就職氷河期世代> 半沢の出向先での部下、森山です。 そんな森山に、半沢が投げかける言葉がいいです。 「お前が変えろ」 「嘆くのは簡単だ」 「世の中を儚み、文句をいったり腐してみたりする-。 お前は知らないかもしれないが、いつの世にも、世の中に文句ばっかりいってる奴は大勢居るんだ。だけど、それになんの意味がある。たとえばお前が虐げられている世代なら、どうすればそういう世代が出てこないようになるのか、その答えを探すべきなんじゃないか。」 「お前たちには、社会に対する疑問や反感という、我々の世代にはないフィルターがあり根強い問題意識があるはずだ。世の中を変えていけるとしたら、お前たちの世代なんだよ。- これからの10年で、世の中を変える資格が得られるのかもしれない。-」 「ロスジェネの逆襲がこれからはじまるとオレは期待している。-」 「なぜ、団塊の世代が間違ったのか、なぜ、バブル世代がだめなのか、どんな世の中にすれば皆が納得して幸せになれるのか、会社の組織を含め、お前たちはそういう枠組みが作れるはずだ。-」 現在2013年。 ちょうど、本作の舞台となってる2004年から、10年ですね。 東京オリンピック招致が決まり、 リニア新幹線<東京-名古屋間40分>計画が決まり、 2015年に消費税があがる。 企業は、人材は、日本は、どういうことになっているんでしょうかー。 自分はバブル世代の親です。 子供がゆとり世代で、、叩かれてます。 4作目『イカロスの銀翼』は、現在「週刊ダイヤモンド」で連載中。 "霞ヶ関の刺客"と対峙しているそうです。 すごそ~。 どんな試練、倍返しをぶちかましているんでしょうね。 楽しみです♪ 読書感想: 『空飛ぶタイヤ』 『果つる底なき』 『架空通貨』 [半沢直樹シリーズ ] 『オレたちバブル入行組』 『オレたち花のバブル組』 『ロスジェネの逆襲』 『シャイロックの子供たち』 『空飛ぶタイヤ』 『鉄の骨』 『下町ロケット』 『ルーズヴェルト・ゲーム』 『七つの会議』 『ようこそ、わが家へ』
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最終更新日
2013年09月20日 11時33分36秒
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