|
テーマ:最近観た映画。(40094)
カテゴリ:カテゴリ未分類
解説 クエンティン・タランティーノが監督・脚本を手がけるウェスタン。 南北戦争直前の1858年、アメリカ南部。 黒人奴隷として売りに出されたジャンゴは、元歯科医の賞金稼ぎでキング・シュルツと名乗るドイツ人に買われる。差別主義を嫌うシュルツはジャンゴに自由を与え、賞金稼ぎとしての生き方を教える。ジャンゴには生き別れになったブルームヒルダという妻がおり、2人は賞金を稼ぎながら彼女の行方を追うが、やがて残忍な領主として名高いカルビン・キャンディのもとにブルームヒルダがいるということがわかり……。 タランティーノと初タッグとなるレオナルド・ディカプリオが、極悪人キャンディを演じる。主人公ジャンゴにジェイミー・フォックス、ジャンゴと行動をともにするシュルツは「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ワルツ。第85回アカデミー賞で作品賞ほか5部門にノミネートされ、助演男優賞(クリストフ・ワルツ)と脚本賞を受賞した。 あの、題材としてはヘビーな、アメリカ南部の黒人奴隷制度時代を、 タランティーノ監督は正面から取り組んでます。 相変わらず、容赦なく、口数の減らない、映画のコネタが満載な作品に仕上がっているみたいですね。映画のコネタ、ウェスタンに詳しい人には楽しいんでしょう。自分はサッパリ。 三池崇史監督の、『スキヤキウエスタン ジャンゴ』を4年前?に見に行きましたよ。 あの時もよく分からなかったし、ようするに男の美学というか、暴力を欲しがる気持ちは、いまひとつ理解できないってことです。それにしても、イタリアの西部劇だから”マカロニ・ウエスタン”で、三池監督は、日本だから”スキヤキ・ウエスタン”と銘打ったンですね。今頃、納得した。 この、『ジャンゴ 繋がらざる者』にはなしを戻しますと、 黒人が白人と肩を並べて馬に乗ると「黒人が馬に乗るのは法律違反だ」とか、 家族構成無視の売買をされるとか、 (そもそも売買される事自体家畜扱い) 鎖に繋がれたり、鞭打たれたり、拷問されたり、犬のエサにされたり、 いろいろ端的に描かれますが、 要するに、アメリカの黒人が基本的人権で全く守られてない様子がリアルに見れます。 有名な黒人苛めの”クークラックスクラン”のシーンは、タランティーノ監督はずせなかったんでしょうね。。 とにかく 主人公が、白人をドンパチ殺したくなるのは、もう当然。 平和的話し合いでどうこう出来る事ではないですね。 「やられたらやり返す、倍返しだ。10倍返しだ。100倍返しだ。」 誰かのセリフがぴったりです。 ドンパチ&暴力シーンが、タランティーノ映画の見せ場ですから、 そこが楽しめなければ、この映画は楽しめないですね。 自分は、ドンパチシーンがそんなに得意ではないけど、完全に主人公に理があるので、 『キル・ビル』の有名なセリフ「やっちまいな!」!と言う気分で見れました。 そして、お約束の監督自身出演。あっさり死んじゃうし 笑。 誰が出演してるか、チェック無しで見始めたので、ジェイミー・フォックスに最初気づかず。 テキサスのどこかを、鎖で足を繋がれて、奴隷商人に歩かされる半裸でヨロヨロの5~6人の黒人の男たち。 夜の森で、ふいに、カンテラの灯った馬車に乗った白人が現れる。 「そこの奴隷の中に、○○農場にで働いていた者が居る筈で、そいつに用がある。」 教養のありそうな口調で話しかけてくる。 「オレがそこで働いていた」 でも暗いし、黒人は皆ジャクソン兄弟の若い頃みたいに頭がモジャモジャで、誰が主人公かもまだ分からない。 奴隷商人の兄弟がいらだって銃を向けると、教養ありげな紳士は容赦なくドンパチ。 これが、主人公ジャンゴを探していたシュルツです。 しばらくふたりで組んで、賞金稼ぎをします。 シュルツの目的は、探している指名手配犯の顔をジャンゴに識別させるため。 やがて、ジャンゴを気に入り、ジャンゴが離れ離れに売られた妻を探したいと打ち明けると、協力を申し出ます。 そうそう、レオナルド・デカプリオの登場は随分あとでした。 これが悪い奴でね。 アメリカ南部の極悪農場主のイメージぴったり。 それにしても、サミュエル・L・ジャクソンが居たの? どこに? あの意外な人物が、そうだったのか~、と終わってから驚きました。 監督クエンティン・タランティーノス キャスト ジェイミー・フォックス:ジャンゴ クリストフ・ワルツ:キング・シュルツ レオナルド・ディカプリオ:カルビン・キャンディ ケリー・ワシントン:ブルームヒルダ サミュエル・L・ジャクソン:スティーブン 2013年2月25日更新 アカデミー賞2部門受賞! 果たして、「ジャンゴ」は映画ファンが“観るべき映画”なのか!? *「ジャンゴ」というタイトルとその背景についても知っていると、本作の“重み”が一段と増すのは間違いない。ジャンゴとは、アメリカの西部劇を模倣して1960年代から70年代前半にかけて量産されたイタリア製西部劇=マカロニ・ウェスタンの代名詞となったキャラクター名。66年のセルジオ・コルブッチ監督作「続・荒野の用心棒」で初めて登場し、棺桶を引きずったガンマンとして強烈な印象を放ったのだ。タランティーノが、クリント・イーストウッドを一躍スターにしたセルジオ・レオーネ監督の「荒野の用心棒」など、ダーティな主人公像と暴力シーン満載の過激さで一世を風びした同ジャンルの大ファンであることを踏まえた上で、タイトルを眺めると……「ジャンゴ」が、一筋縄ではいかないアクション大作であることが理解できるはずだ。アナログに強くこだわるタランティーノが「CGは一切使っていない!」と公言する本作では、アメリカの大自然をバックにした壮大なロケショーンを敢行。映像、音楽、ストーリーのすべてに、映画好きを刺激する“映画愛”を存分に叩き込んでいるのだ。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年09月21日 09時15分21秒
|
|