ダンナの部屋

実は30を過ぎて空手を習い始めた。

習い始めた理由はストレス解消と万が一からまれたときに対応できるようにである。
フルコンタクト（実際に殴りあう。）空手なのでものすごく痛い。
しかも素人なので相手は手加減してくれるがやられてばっかり。
しかし、楽しいのだ。マゾかと思うくらい。
殴ることも楽しいが、30も過ぎて何年ぶりかで人に殴られる。
こんな非日常的なことはない。
こどもの世話は嫁に任せ好き勝手させてもらっている。

勝手なダンナですまん。

しかし困ったことがある。
職場には内緒なのだ。
怪我をする可能性が高いので上司には言っていない。
この間も稽古中に飛び蹴りをくらい肋骨を骨折した。
呼吸するのも痛かったが仕事場では言えないし、仕事に穴をあけるわけにもいかない。
でもバストバンド（ギプスみたいなもの）が見つかって骨折がばれた。
「何で折れたん？」としつこく聞かれたが黙っていた。
ちょうどその前に風邪をひいていて咳き込んでいたこともあり
誰が言い始めたか分からないが「咳をして肋骨が折れた。」ということになった。
面倒くさいので訂正してはいないが今職場では
「咳をして骨が折れた軟弱男」ということになっている。

カルシウムは欠かせない。