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カテゴリ:初めて○○した話
初めて海外旅行に行ったのは大学時代のことだった。
友達3人とあまりお金がなかったので、青春18切符を使って下関まで行き 関釜フェリー(下関-釜山)に乗って韓国に行った。 フェリーの中では運び屋(韓国から海苔とかを持ち込み、日本の電化製品を持ち帰る。1種の密輸みたいなものか)のおばちゃんにやたらと自家製キムチを勧められた。 キムチは嫌いだったが無理して食べた。 ソウルでは1泊350円くらいの民宿みたいなとこに泊まったら 鍵は昔の便所にあるような針金を引っ掛けるやつでしかも壊れていた。 親父は風呂付と言ったが風呂とは共同のガス湯沸かし器があるだけだった。 そこはアフリカとか南米からの労働者が1部屋に何人も泊まって生活していた。 たまたまスーパーで買ったみかんが腐りかけてまずかったので、アフリカ人(名前は忘れたがボビーとしておこう)に 「これは日本から持ってきたjapanese special orangeや。」風なことを言って あげたら、おいしかったらしく「夕食を食べに来い。」と招待された。 夕食は1部屋に7-8人集まっているにもかかわらず、とうもろこしの粉を薄く焼いたものにめちゃめちゃ薄いトマトスープをかけた物だけだった。 しかも7-8人+我々3人でピザのMサイズくらいの量しかなく味は正直まずかった。 彼らはその少ない食事を「食え食え。」と言ってくれ「おいしいか?」何度も聞いた。 「very dericious」と言いつつ、正直まずいから食ったふりをしていたら 「日本人は遠慮しすぎる傾向がある。もっと食え。」といってきかない。 ほんとにまずいが無理して2切れくらい食べた。 彼らなりに歓迎してくれたのだろう。 しかしまずかった。 その後店で刺身を食べて食中毒になったらボビーは何度も部屋を訪ねてきてくれた。(夜に黒人が突然来た時はマジに強盗かと思った。) 宿の主人キム(これも適当)は1泊料金よりも高そうな漢方のドリンクを買ってきてくれた。 韓国人のねーちゃんに聞いたら 「日本人は嫌いではないし、日本の音楽もよく聞く。日本政府は嫌い。 テレビとか公式の場では反日の意見を言う。」と言っていた。 帰りはしんどかったので飛行機で帰った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.05.07 21:53:45
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