カテゴリ:本
高村薫 著
李歐よ君は大陸の覇者になれぼくは君の夢を見るから―― 惚れたって言えよ―。美貌の殺し屋は言った。その名は李欧。平凡なアルバイト学生だった吉田一彰は、その日、運命に出会った。ともに二十二歳。しかし、二人が見た大陸の夢は遠く厳しく、十五年の月日が二つの魂をひきさいた。『わが手に拳銃を』を下敷にしてあらたに書き下ろす美しく壮大な青春の物語。 いやぁ、読んで3日にもなるのに感動の興奮が収まらない。 ラストはなんて素晴らしいのだろう!! 今まで読んだ本で一番かもしれない。 男の裏の美学、哀愁、虚無感が全体を包む。 重厚だし。。。社会的な問題も含みながらだし。。。高村薫氏の本を読んでいると実に自分で映画を作っているかのような錯覚を起こされる。 実にリアリティー溢れている。 実際はこのような二人はありえないんだけれどね。 一彰と李歐の二人と、合田と加納の二人がダブって見えたりする。 いやぁー、男に嫉妬してしまう!! キャスティングをずーーと考えている。 それで夜も眠れない。(笑) 私の中では李歐は若いけど「亡国のイージス」の勝地涼が決定! 身軽だし、美形だし。。 さて一彰の方は。。。難しいが堺雅人氏は如何だろうか?最初は李歐の方にと思ったが。。。 なんて一人ごち。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.03.10 15:10:49
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