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テーマ:囲碁全般(743)
カテゴリ:【碁】囲碁上達法
囲碁には投了というものがある。対局者の権利で、終局前に対局を放棄できるということだ。ルールの一つに過ぎないのだが、この投了ということをめぐってはいろいろなことが言われてきた。その一つに、よく「大差の碁を投了しないのは失礼」なんてことを言う人がいるし、実際投了しない相手に怒り出して諍いになるケースもある。
個人的には、それも間違いではないが、相手が投げなくてもそれに付き合うのもマナーであると思う。形勢判断というのはそれぞれの主観によるものだし、着手することは対局者に与えられた権利である。それをどうこう言うのはおかしい。対局を始めたら、最後まで相手を尊重して付き合うのが好ましい。 ただものには限度があるし、同じ投了しないのにもいろいろなケースがある。自分が直接の対局相手でも、観戦している場合でもそうだが、大差の形勢になって腐り切り、だらだらと気の無い手を打っているのをみると正直見苦しいと思う。少しでも挽回しようというような覇気があり、少しでも頭を絞って粘るのなら意義もあろうが、石並べするだけなら時間の無駄である。人間だから気持ちの整理のつかないときはあるが、負けたと思ったら潔く頭を下げるものである。打ち続ける以上は戦う意志を石で示すのが礼儀だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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