ダックス大好き

-----・-----・　昨日の　つ　・　づ　・き　-----・-----・-----・



そんな事は、さておいて・・・・・・


「アンコお見合い大作戦」は引き続き行われていた。



・・・ここに来て、アンコもそろそろ疲れてきた。
・・・「お断り」する毎に、責め続けられた。


そもそも、アンコのお見合いを仕切っていたのは、


「イチ子伯母さま」

アンコの母「ナナ子」は７人姉妹の末っ子。
なかなか結婚しないアンコを心配した母ナナ子が、
イチ子伯母様に相談したのがそもそもの始まり。

顔が広く、ハイソで社交的・セレブなイチ子伯母さま。
お見合いの仲人を数え切れないほどこなしている、
かなりのツワモノである。



アンコの釣書＆アンコの写真を配り、
「アンコとお見合いしたい」
と言ってきた相手を
まず、イチ子伯母さまがふるいにかける。
そして、母：ナナ子が更にふるいをかける。
最終的に、アンコのＯＫがあればお見合いは決行されるのである。


＜お見合いの流れ＞

「見合い相手」　→　相手のお仲人さん
　　　　　　　　　　　⇔　
　　　　　　　　アンコのお仲人さん　←　アンコの伯母イチ子さん　←　アンコ


「アンコちゃん、どうしてこんな良い人をお断りするの？？」

「アンコちゃん、でもね、こう言っちゃなんだけど・・・
　　アンコちゃんも、もう若くないのよ。
　　　　これだけお見合いしたいと言ってもらえるのも、今のうちだけよ！！」

「アンコちゃん、こんな条件のいい人、なかなかいないわよ。
　　・・・こう言っちゃ何だけど
　　　　　　　　アンコちゃん、キレイな時期って今のうちダケよ。」

「アンコちゃん、解ってると思うけど・・・。
　　　　　アンコちゃんは、学歴だってたいしたことはない。
　　　　　　　　そんなアンコちゃんを学歴なんて関係ないって、是非にって、
　　　　　　　　　　こんなに高学歴で、家柄の良い方が言ってくれてるのよ！！！」

etc・・・etc・・・・


どれも、ごもっともな、助言である。
悲しいけれど、
ホント、その通りでゴザイマス・・・・

「断られる」より、
「断ったほう」が良い、と当初は言っていた母と伯母。

・・・でも、
・・・・・・どうやら、そんな事では済まされなくなって来た。


ついに、
「もう、しばらくはお見合いはしたくないっ！！」

アンコは、本当に、疲れきってしまった・・・。




つづく