Mねぇがオーストラリア留学に旅立ってから一週間がたちましたが何の音沙汰もありま せん。 「便りがないのは元気な証拠」といいますが、メールもある時代なのに何も言ってこないのはどうなんでしょう?
でも、私も年度初めで忙しくて、寂しがっている暇もない状況です。
そもそも、何故、急に語学留学することになったのかですが、実は今だに良く解りません。しかし、いろいろMねぇと話したり、様子をみていて次のようなことが思い当たります。
Mねぇの進学した舞台科では劇表現という専門科目があり、実際にプロの講師のもと、グループで脚本を作るところから演じる所までを勉強し、発表会などがあります。
発表会を参観したのですが、あまりにもその個性の強いクラスメートの中にいるとMねぇは全く目立たないのです。根は真面目な子なのでレポートや練習も人一倍頑張っても、専科の先生からは認められず、その劇表現の評価がよくないのです。それは、努力だけでは評価できない能力があるわけですから仕方ないのですが。
専門科目は他にダンス表現、舞台技術(照明や舞台美術)があり、その科目や他の必修科目は良い成績なのですが、一番頑張りたかった専門科目の評価が悪かったことがショックだったようで、進学のことなどを考えると、自分の能力や目指すものがわからなくなったようです。そして、もっと自分のコミュニケーション能力を高め、個性を出すには留学しかないと考えたようです。また、クラスにバレエやダンスで留学する同級生が何人かいたこともあって、昨年の秋頃から「高校生のうちに英語でのコミュニケーション能力を高めたい。」と言い出しまたした。
実際、オーストラリアの学校は芸術面に力を入れている学校が多いようで、Mねぇの留学する学校も美術はもちろん、ドラマやダンスという科目があります。
「演劇を勉強するならやはりイギリス」と思ったのですが、イギリスだと400万~500万かかるし、経済的にもギリギリなので一番安く、オーストラリアの公立高校を選択しました。
しかも、「日本人があまりいない田舎」という本人の希望で、タスマニア島に決まりました。留学を斡旋してくれた方曰く「電車も走ってない小さな島です。学校のまわりにコンビニなどはないから、そのつりで」ということでした。
英検受験もしたことがなく、中3の時に一週間程度のホームスティをしただけなのに大丈夫なのかと思いましたが、本人の意志が固く、自分で斡旋会社から、学校まで全部決めたので、親としては応援するしかない状況になりました。
しかし、留学は本人だけでなく、高校に説明に行ったり、VISAの申請に親のパスポートの認証が必要でオーストラリア大使館に行ったり、戸籍抄本を専門の人に訳してもらったり・・・・と様々やることがあり大変でした。
まあ、私に似て度胸だけはある子なので、多くの人とコミュニケーションをとって少しは会話ができるようになって帰ってきてくれるのではと思います。
帰ってきたらすぐ3年に進学します。その時に留学が進路決定に生かされれば、なおいいなと思います。