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カテゴリ:卒煙
うちの父も元喫煙者だった。
3年前程にタバコをやめた。 吸い始めはいつからか聞いたことはないけど きっと10代後半くらいだろうから およそ40年間は吸っていたんだと思う。 幸い今まで大きな病気にはなっていないが、 毎日、朝起きるとすごい咳をしていた。 「エーーッホン!エーッホン!オエッ!エホッエホッ!」 と聞いてるほうもイヤになるほど。 そんな父が突然「タバコやめる!」と言い出した。 ナゼ?と聞くと、この咳がイヤだということと。 禁煙ブームなのか周りにだんだん喫煙者がいなくなったこと。 歳をとってきて健康のことも心配だったらしい。 正直、タバコをやめる気などサラサラない私は(笑) イヤ~な気分だった。 何だか仲間が一人いなくなるような・・。 大きな味方がいなくなるような・・。 とり残されていくような感じ。 さらに、禁煙が成功したときに 「私への攻撃」が始まるのではないか?という不安だ。 「お前もやめろ!」この一言が聞きたくなかったのだ! しかし、父はただの一度も 「お前もやめたほうがいい!」とは言わなかった。 うちの父は、“厳格な人”というほどではないが、 甘い人ではない・・。 もし「やめろ!やめろ!」とひつこく言われていたら 今の私はいなかったと思う。 喫煙者は否定されると、さらにムキになってしまうもんね。 「絶対やめてやらない!」ってさ。 今思うと、情けないと思うけど実際そうだったな。 父は私を信じていてくれていたのかもしれない。 “いつかタバコをやめよう”と思う日が来たとき 父が禁煙できた経験が大きな力になるように・・。 私をずっと見守ってくれていたのかもしれない。 「お父さん、感謝してるよ」 私は今、心からそう思う。 そして、いつか私の卒煙が誰かの心に 働きかけることができたら嬉しいな・・・。 人気blogランキングに参加しています☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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