働くバツイチのつぶやき

５月８日に彼に会った際に、『昨年末に実は離婚届を出した。もう籍は一緒では無い。』

と言われました。

私は彼とやり直せる事を信じて色々と頑張ってきたのに、

離婚届を完全に偽造されて籍を勝手に抜かれていたのです。

勿論怒りました。でも彼は『お前に借金の迷惑がかからないようにしたんだ。』と言いました。

そんな情があるのなら、まだやり直せるかも・・・そんな馬鹿な妄想もしました。

彼も復縁については『保留』と言ったのです。



週明けの１２日、離婚無効の申し立ての準備をしようと、彼の本籍のある市へ

出かけました。

途中、彼に電話し、『申し立ての準備をする。困るようなら、籍を戻して欲しい』と

言いましたが、１時間近く話をしても埒があきませんでした。彼は脅しともとれる台詞も言いました。

困った私は申し立ての準備をしようと、市役所の窓口で手続きをしました。

そしてその後、法務局の窓口で、偽造された離婚届の写しを貰いました。


その手続きを待っている間、彼の戸籍謄本を何気なく見ると・・・・



今年の３月末に知らない女と結婚、そして同時期に子供が産まれていました。



初めは自分の目が信じられなくて、何度も読み返しました。

彼より１５歳も年下の、まだ子供とも言える年齢の女の名前が書いてありました。

彼がつけたいと言っていた名前とは違う名前の男の子が産まれていました。



笑いました。

これが、彼が守り続けてきたモノだったんだ・・・と。

今までの不可解な彼の行動がやっと繋がりました。


全然、私の為の離婚なんかじゃない。

彼の勝手の為の離婚でした。


私は結婚前から子供を産む事に躊躇してきてしまいました。

子供がそんなに好きではないというのもありますが、生活が出来るのか、

何かあっても私は子供を守っていけるのか・・・考えすぎるほど考えてしまっていました。


彼にもそういう気持ちを伝え、彼には産む時期を相談したりしていました。

私にとって結婚＝生活であり、子供＝責任だったんです。


でも、２０代前半の女の子にとっては違ったんでしょうね。

好きだから結婚し、好きな人の子供を産む。

そんな単純な話だったんでしょう・・・。

そして彼も子供を望んで彼女と関係を持ったんだと思います。

もともと『浮気』という概念は無く、他に目がいった瞬間にそれまでの彼女には

興味を無くすタイプの人だったからです。

私に全く興味を失ったと同時に、彼女に子供を産んで貰おうと思ったんだと思います。



ブログのお友達にも、彼の今までを知らない友人にも、

彼の最近の行動を話すと必ず『女がいるに決まっている』と言われました。

私も薄々は考えていました。でもそこだけは信じないと今までの彼に失礼だと思ったんです。


今までの彼は、不倫や浮気をする人達を心の底から軽蔑し、

『もう少しずるくなればいいのに・・・』と私は思っていた位、

不器用なほど真っ直ぐで誠実で、いつも損な役回りですが皆に愛される人だったんです。

ずるい事を人一倍嫌がる馬鹿正直な人・・・そんな人だったんです。


彼を知る友人・両親・義両親達も、最後まで『彼に限って、女問題だけは絶対にない！』と

言っていたんです。疑う私が怒られる位だったんです。

彼の今までを知っていた分、最後まで全員が騙されていました。


私は今、彼と戦っています。

とは言っても、彼が戸籍上に証拠を全部残してくれたお陰で、私にとって優位な戦いです。

でも、私は未だに彼との幸せな記憶を捨て去る事が出来ません。


何が悲しいのだろう・・・何が苦しいのだろう・・・と考えました。

私は彼にとても大切にされてきました。

結婚前も『出来ちゃった婚だけは親が悲しむからやめようね』と言ってくれていましたし、

沢山の友人に会わせて貰い、沢山の人達に祝福されて結婚しました。

結婚後もお互いの両親にも可愛がられ、更に共通の友人も増えました。

そんな１１年間でした。


でも、彼はその１１年をあっさりと捨てたんです。

私と一緒に両親も、友人も、義両親も、親戚も全て捨てたんです。

多分彼女とは結婚式もしないでしょう・・・
彼の友達も彼の事を見限る発言をしている人もいます・・・
義母さん・義姉さんは、彼のしでかした事を決して許さない！！と言っています。
（お姉さんも不倫に悩まされ悲しい思いをしてきました。
　お母さんは私をお姉さんと同じ娘のように可愛がってくれていた人だったので、
　お姉さんの苦しみと重ねて見てくれています。）

そして、産まれてきた子供に罪はありませんが、

全ての人に望まれ、祝福する人が大勢いる出生では無かったと思います。

少なくとも彼側の人間には誰にも知らされていなかったのですから。


以前の彼なら、そういう事も全部考慮して理性で抑えられる人でした。

その彼女が相当可愛いのでしょうね。理性が負けてしまったんでしょうね。


私が好きだった彼は、死んでしまったんでしょう。

そういう風に考えないとやっていけません。

誰にでも愛され、誠実で素敵だった彼を１０年以上独占し、

大切にされてきた自分を、今度は自分で大切にしたいと思います。


今の彼は・・・もう知らない人なんだと思いたいです。