今日はボコママとデートだったデコです、こんにちわ。
今日はボコママの出身校である大学で学祭があって、
そこに現在通っているいとこちゃんから茶道部へのお誘いをいただいて
お茶初心者のデコはけっこうドキドキしながら出かけたんであった。
茶道部、というと、デコには苦いというか、
何故そんな結果を招いてしまったのか今でもよくわからない或る出来事を思い出さずにはいられない。
中学か高校のころ、当時茶道部に所属する仲の良かった友達に『来てね!』とお茶券を渡され、
文化祭当日、シフトの合間を見つけて律儀に茶道部に出かけていった。
一応畳の間みたいな所に通され、奥に座らされて待つことしばし、
小さなお盆に和菓子が3つとお抹茶が運ばれてきた。
この時点で『・・・その場でお湯沸かして作ってくれるわけじゃないんだ・・・』
という軽い落胆があったことは否めない。
しかし、その後の絶望に比べればこの落胆など、取るに足らぬことであったのは
後になってわかることである。
部屋の隅にあるツイタテの裏で入れたお茶を運んできてくれた部員は、
モノだけ置いてまたツイタテの奥に引っ込んでしまった。
・・・ツイタテの向こうに何人かの動く気配のする空間の中で、
畳の端にポツネンと佇むデコ一人・・・
『このお菓子を食って茶ぁ飲んで、とっとと帰れってことか?』
運の悪い事にその時間は誘ってくれた友達がいない時間帯だったので知り合いがおらず、
今ならずけずけ発言しちゃう私も当時は恥ずかしがりの内気な小心者で(ぷw)
更にお茶のマナーも知らないという引け目も手伝って何も聞くことができないまま、
お茶菓子とお茶をキレイにいただいてすたこら帰ったのであったが、
数日後、その後味の悪さもすっかり忘れかけた頃になって、例の友人から
『お茶菓子2つぶんのお金を払ってほしいんだけど・・・』
との申し出を受けたんだった。
彼女曰く『お菓子は一人一個しか食べちゃいけないの。そーゆー決まりなの。』
「マナー」で片付けられてしまっては言い返しようがなく憮然として数百円払って、
それでも尚やるせない感じとなんとなく裏切られたような絶望感を引きずったまま今に至る。。。
199X年或る秋の小春日和。。。 。。。 ちょっと北斗の拳風にw
「初心者歓迎」「どうぞ気楽にお茶しませんか?」
・・・ウソじゃん。 (TДT)
だいたい文化祭って日頃の課外活動の成果を披露することが目的でしょう?!
なのにツイタテの向こうで入れたお茶とお菓子をただただ無言で出して
あとはほったらかしって、そりゃないでしょが!
せめて『いい香りでしょ?いただく時はそんなにくるくる回さなくっても良くて本来こういう意味があるんですょー』とかさぁ、
そういうの教えてもらわなきゃ意味ないじゃん。
あの時、デコは一体どうしてれば良かったの?
も少し待ってれば誰か部員が来ておしゃべりしてくれたの?
他の客が来て人数揃うのを待ってたの?
でもなんの説明もなかった!!!!!!!
・・・ ・・・
今日のお茶は本格的で、ちゃんと目の前でお茶作ってるのも見られたし
お部屋にかけてある掛け軸の講釈も教えてもらえたし
摺り足も拝めたし
なによりボコママがお茶のお作法を隣で教えてくれるのでとても心強かったのである♪
お作法も多くてやっぱり敷居が高いな、とは感じたけれど、
その作法にもひとつひとつ意味があることだしそれをちゃんと教えてくれる人がいれば
またもてなす側にも「初心者でもホントにOK」という気持ちと言葉があれば
お茶って心から楽しめるし美味しいと感じられるものなんだなーと理解しました。
そしてツイタテの奥に人間味を感じたのも面白かったです。
ボソボソボソ・・・ごにょごにょごにょ・・・
『お菓子、足りない』
『えっ何個』
『三個、三個』
『同じ場所』
ごそっ ごそごそ・・・
そしてスマシタ顔してお菓子3個持って摺り足してる部員の子。 思わず、ぷっw
同じ「ツイタテの向こう」でも、今回はとても温かく感じられました。
頑張ってるんだなっていう微笑ましさとか人間味とかいろいろ。
おかげでデコのお茶にまつわるトラウマは消えましたが、
しかし今でも十数年前のあの出来事は謎のままなのでした。。。
ま、もうどうでもいいんです。 今日楽しかったから♪