大阪の泉州コンサル会「変わる?不動産流通」
先日の大阪宅建協会(不動産業界団体)泉州支部コンサル会のテーマは、「変わる?不動産流通」という非常に衝撃的な内容でした・・・国土交通省が今年3月に発表した「不動産に係る情報ストックシステム基本構想(概要)」には、IT化による今後のネット取引で、従来のような対面取引の比率が減って、すべてネットで完了する時代がごく近い将来(来年か再来年?)になるかもしれないという事です(特に賃貸住宅は)・・・昨今不動産と関係なかった証券や小売業といった異業種から、大手が不動産仲介に参入しているのも、こういった事が背景にあるのでしょうか・・・日本の不動産仲介マーケットは90%が大手が占め、残り10%を全国に13万社ある中小零細の不動産会社で分け合っています・・・日本の不動産仲介マーケットは、完全に大手に牛耳られているのです・・・それが更なるネット化によって、大手の寡占化が更に侵攻するのです・・・そこにまだ、大手の異業種が参入しようとするのですから、どうなっているのでしょうねェ・・・ある意味、中小零細の不動産屋が排除されようとしているのです・・・しかしこういった現象も、日本が第1次2次産業が激減してしまったのも、大きな要因でしょう・・・普通に考えれば、資源が何も無い国がサービス業(第3次産業)だけで成り立つはずもないのに・・・日本もオカシナ?ところも沢山ありますが、産業構造ひとつとっても、何処か完全に歯車が狂っているように思います・・・まァ、そんな大きな仕組みやシステムの事をいくら考えても仕方がありませんし、目先1,2年を不動産屋としてどうやって生き抜いていくかが先決問題です・・・自分が考えるに、1.従業員を雇わず、1人で運営。2.地元貝塚市に絞って、「狭く深く」どんな仲介でもヤッテいく(賃貸住宅、事業用賃貸、月極ガレージ、土地売買、一戸建て売買、分譲マンション売買、田、山林・・・)。3.ホームページの充実(画像、動画、個人的コメント、スマートフォン対応)4.時間と経費の節約(片道30分以内の物件のみ、紙媒体に金をかけない、会合や勉強会を極力絞る)5.コンサルティング(相続、土地活用)に力を入れる6.大手には絶対デキない、地元密着の「ディープな情報(非公開、マル秘)」収集というアナログ営業にも力を注ぐ。以上と、結局これまで通りですが、具体的には「より時間をかける」という事です・・・やはり何でもそうですが、凡才がそれなりの実績を上げるには、「量が質を上げる」という事で、時間を掛けてナンボ、という気がするのです・・・という事で、今回のコンサル会の講師の方は同業者の方ですが、「ここまで研究、将来を考えているのか!」とスゴイ勉強家だと舌を巻きました・・・将来、不動産屋のプロして生き残っていくにはここまで考えなくてはと、感じた次第です・・・日本FP(ファイナンシャルプランナーズ)協会のSG(勉強会)もそうですが、目的意識を持った「真剣な会」は、自分を成長させるという意味で、今後も是非是非大事にしたいですねェ・・・ここもポチッと押してください!ご協力お願いします!にほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ