差別化!バンド&ダンス&だんじり鳴物「3毛作」の音楽スタジオ
貝塚市という大阪の片田舎で単なる音楽スタジオでは、絶対流行らないと最初から思っていました。トランクルーム同様、音楽スタジオも「都会型ビジネス」だからです。田舎では需要が少なく、基本的にビジネスは成り立たないからです。そこで、考えました・・・スタジオの広さを通常の2,3倍にして、防音ドア巾をだんじりの大太鼓が入るように別注で広くし、音楽バンドだけでなく、ダンス系やヨガ系といったマーケットの集客も視野に入れ、泉州独特のマーケットであるだんじりの鳴り物(お囃子)の練習にも使ってもらうという戦略にしたのです。別注の幅広防音ドアで、大きな2尺5寸のだんじり祭の大太鼓も入るような設計にしていますので、祭のお囃子(だんじりの鳴り物)の練習も思う存分デキるのです。堺市以南の泉州地区は2,300年の伝統あるだんじり祭が盛んですが、不思議な事にお囃子(大太鼓、小太鼓、横笛、鉦)の練習する場所が無かったのです・・・祭本番直前の1~2か月前くらいから、だんじり小屋(格納庫)や自治(町)会館でドンドン叩き始めるのです。大太鼓の打面の直径は最大で2尺5寸(75cm)もあり、それを全力で叩くのですからスゴイ爆音です。大太鼓の「ド~ン」という腹の底まで響く重低音は低周波振動と言い、ドラムのバスドラムと同じで、チョッと防音(防振)が厄介だったのです・・・小屋や会館はもちろん防音をしていませんので、音や振動が外にジャジャ漏れです・・・おそらく大多数の近所の人は「祭りだから・・・」という事で我慢(納得)しているのでしょう・・・しかし、中には苦情を言ってくる人もいますので、その辺が祭関係者には悩みの種だったのです。それを、一気に当スタジオで解決しようという事です。当スタジオだと、年中太鼓の練習が出来ます。だんじりドラマーにとって、涙の出るようなサービスです・・・イヤ、喜んでいるのは太鼓キャリア50年の自分だけか・・・(笑)。ほんの2,30年ほど前までは、だんじり祭と言っても「燃えているのは」岸和田の浜側の旧市だけだったのですが、今では岸和田の山手だけでなく貝塚や熊取、だんじりのタイプが違っていた(上ダンジリ)泉大津や和泉市、はたまた堺まで飛び火しています・・・(驚)。後者の地区の中には「上ダンジリ」から、岸和田と同じ「下ダンジリ」に替える(買い替えや新調)町まであります。更に大阪府全域では、大阪市内や河内地区など泉州とは違った「独特のだんじり文化」の伝統を守っているところも少なくありません。当然お囃子(鳴り物)も全く違いますが、大太鼓を使っている点では同じですので、スタジオの潜在需要はあると踏んでいます。和太鼓はだんじりだけではありませんので、最近の和太鼓ブームによるアチコチの同好会にも声を掛けようかと思います。また、都会のビルによくあるリハスタは1階にある事は少ないですが、当スタジオは1階にありますし、スタジオ入り口のドアの10メートル手前まで車で来れますので、重い楽器の出し入れはし易いです。こういう立地条件も、実は大事な要素なのです・・・まァ、バンド+ダンス+だんじり鳴物の3つがOKという、日本初の「3毛作」音楽スタジオと言えるかもしれません。トランクルームでも、ロフト付、軽トラックレンタル、除湿剤入替サービス、LINE動画配信サービスと「日本初」が好きですが、初めて何か「起業」する場合は、他社との差別化(特徴やセールスポイント)がなければ、オープン後の苦戦が目に見えています・・・事業用不動産の仲介業をしていると、デイサービスや鍼灸院、学習塾やエステ店といった競合の激しい同じような業界の出店の引き合いばかりで、驚くような差別化や戦略を持っている経営者は少ないです。単なる仲介業の立場として考えれば、数年以内にその店舗が廃業すれば、また次の店舗で仲介料がまた入るので嬉しいですが、同じ経営者の立場で考えると、複雑な気持ちになります・・・そこは一歩引いて、単なる不動産屋ではなく「公認 不動産コンサルティングマスター」のスタンスも持ちながら、ビジネス全体を見ながら進めて行きたいと思うのです・・・どこのリハーサル音楽スタジオもそうですが、メインの音楽バンドの利用時間帯は夕方からに集中すると思いますので、朝から昼間が手薄になるのが悩みの種でもあったのです。そこを、ダンス系やヨガ系といった「音楽と違ったマーケット」を攻める事によって補おうという戦略です。同じ朝から昼間の利用時間帯で狙っているマーケットは「カラオケ」です。スタジオ内はカラオケ機器はありませんが、スタジオ内は無料の無線LAN(Wifi)設備があります。今のデジタル社会は便利になり、いくらでもスマートフォンの無料カラオケアプリがありますので、wifiを利用して無限にカラオケが出来るのです・・・しかし、そういったデジタル機器を使えない方の為に、CDラジカセもご用意していますのでご安心ください。スタジオは決して若者だけの為のものではありませんので・・・音楽バンドのメインは男性で、学校や仕事がありますので、どうしても平日は夕方からや土日になります。朝から昼間のダンス系やヨガ系やカラオケは、主に子育ての終わった主婦層、つまり暇と金の持っている中年女性です。どちらかと言うと、私の通っていたジム(スポーツクラブ)と全く一緒で、50代以上の女性がメインターゲットになるのです。こういった利用目的の「カテゴリー差」と「時間差」攻撃に加え、シーズン性のあるだんじりの鳴り物(お囃子)の練習マーケットを上から被せようという戦略です。これによって、曜日と時間帯とシーズンに関係なく、万遍なくスタジオが埋まれば言う事なしです・・・そして、22畳で「1時間1500円」という大阪最安値によって、近隣の3市1町(岸和田、貝塚、熊取、泉佐野)だけでなく、和泉市や堺市や和歌山市といった片道30分から1時間というマーケットエリアも開拓(拡大)しようと・・・頻繁に利用しなければ、トータルの魅力(値段と品質に加えた広さ)があれば、絶対に来てくれるはずだというのは、既にトランクルームで実証済みです。毎日リハスタを利用するお客さんはいませんし、せいぜい週1、普通は月1回くらいですから、値段と品質に加えてパフォーマンスが出来るほど広ければ、片道1時間というのは大した事でもないのです。それに1時間1500円といっても、5人のバンド割れば、1人1時間300円です。1人2時間で600円・・・22畳とパフォーマンスも出来る広いスタジオでノビノビと練習できるなんて安いと思います。フラダンスの10人の団体さんなら、1人1時間150円。フラダンス(ダンス系)は「ミラーが命」らしいので、前面ミラー張りの当スタジオはピッタリです。この前面ミラー張りという場所(公民館、町会館、民間スタジオ)が中々ないらしく、当スタジオの存在感が際立っているそうです。そこまで言われると、ミラーに金を掛けた甲斐があったと・・・(涙)。本当はもう1~2枚(巾90~180cm)少なくしようかどうかで、資金と相談して色んなシュミレーションで一晩悩んだのです・・・こんな、チッポケな事でも悩んでヨカッタと・・・という事で、約1ヶ月のプレオープンで色んなお客さんが見学に来られたり練習されました。「初めてのビジネス」ですが、少し手応えを感じています・・・この「初めて」というのは、もう60年も生きてきましたが、未だにワクワクするものです・・・人間というのは、不思議な動物ですねェ・・・子供や青年、若い人であってもチェレンジしない「初めて」が無い人生には、このワクワクやドキドキ感が無いのです。以前サイパン旅行に行った時、ロングステイされていた真っ黒な平均年齢70歳の10数人の「ウインドサーフィン少年隊」の先輩諸氏らは、より強風域での鋭いジャイブにチャレンジされている様は、ワクワクドキドキ感に満ち満ちていました・・・人生、これだと思うんですねェ・・・まァしかし、フォークソング、ロック、レゲエ、ジャズ、ゴスペル、ハードロック(ヘビメタ)、ヒップホップ、フラダンス、ヨガ・・・と、色んなジャンルのお客さんが来られました。身近に音楽やダンスを愛されている人が、これほど多いのか?・・・と、私自身驚かされます。また、沖縄空手「唐手道 止揚会」名越道場としての幹部稽古も・・・そして同時に、彼らお客さんの期待に応えられるように、地元に愛されるスタジオ経営をしなければならないと・・・身の引き締まる思いです。とりあえず今は、スタジオのスタッフとして、ミキサーやアンプ、ドラムやマイクといった楽器や機材のチューニングや使い方を覚えるのに必死です・・・自分で机上の勉強もしながら、実際にお客さんにイロイロと教えて頂く日々が続いています・・・そこには不動産ビジネスのように、宅建やFPなんていう資格は関係ありません。音楽スタジオが今後ビジネスとして継続していくには、少しでもお客さんと喋りスタジオに入って「経験値」を積み上げるのです。まァ、積み上げると大袈裟に言っても、単純にヤッテいる事が楽しいですから、これまで長く営んできた織物製造業と比べて、仕事をしている気がしない「後ろめたさ」が気になるところですが・・・(笑)。そして、今作っているスタジオのホームページ「studio0724.com」で、活動報告、メンバー募集、ライブ情報等を発信してバック(裏方)から応援しようと・・・そうすれば、みんなが幸せになると・・・ここもポチッと押してください!ご協力お願いします!にほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ