台風と地震対策で「非常用グッズ」のトランクルーム保管が急増!
先日大阪を襲った台風21号の後、貝塚市で言うと二色浜周辺を中心に岸和田や泉佐野の旧26号線より浜手エリアに住んでいる方からのトランクルームの引き合いが急に増えてきました・・・(驚)。今回の台風で相当被害があったようで、将来的には南海トラフ大地震を想定して、どうも家財道具だけでなく非常用グッズや非常食を「別の場所」に保管する必要があるという認識のようです。その「別の場所」として、トランクルームが先ず頭に浮かぶのでしょう・・・背景には昔と違って、今の日本を取り巻く自然災害(台風と地震)の多さや、少子化や晩婚化や離婚率の増加で単身(核)家族の割合が60%にも達している事によって、「頼る者が誰もいない(自分だけが頼り)」という心理が作用しているのではないかと思います。しかし、更地にポンと置いただけのコンテナ型だと強烈な台風で倒れるのが心配で、弊社のようなシッカリした建物タイプの「屋内型」の方が安心だという事でオファーが来ているようです。10年くらい前までは泉州ではトランクルームと言っても、何の事か分からない人も多かったですが、最近はコンテナ型が沢山増えてきてトランクルームの認知度が上がったのは喜ばしい限りです。それと同時に90%が屋外型コンテナで、10%の弊社トランクルームのような屋内型が「希少価値」としてクローズアップされてきました。残念ながら殆どコンテナの地方都市では、「トランクルーム=屋外型コンテナ」というイメージですが(メジャーマーケットの都会では、地価が高いのでビルの中にある屋内型が多い)・・・まァ、同じトランクルームでも屋外型と屋外型の2種類があるんだという認識です。アメリカと比べると、まだまだトランクルーム(アメリカではセルフストレージという呼称)の認知度は全然ですが(普及度も)、弊社がオープンした12年前の泉州エリアでの認知度を考えると飛躍的に高くなったと言えるでしょう。苦節12年、12年間ボチボチと広まった・・・そんな感じです。トランクルームオープン当初の12年前は、普段使わない(裏シーズンの)家財道具をトランクルームの部屋に置くのだろうという認識しか有りませんでしたが、いざフタを開けてみるとイロンナ使い方(多彩な保管方法)をされているのに驚きました。新築やリフォーム(改造)の間の家財道具一式、マンションの大規模定期修繕時のベランダの荷物保管、海外転勤(留学)期間中の家財道具一式、離婚や別居の荷物(実家に置くところが無いし、近所の手前恥ずかしいという心理)、親の介護関連の荷物(2世帯が一緒になる同居で荷物が溢れる、入居先の施設スペースが狭い)、ネット販売業者の商品在庫の保管庫、家族から非難を浴びている?お父さんの趣味のモノ(フィギュア、鉄道模型、プラモデル、アナログレコード、CD、DVD、ビデオ、釣り道具、骨董品、ゴルフセット、野球道具)、何十年間で集めた書籍類(マンガ含む)、家に置けないコスプレ衣装、医療機関や士業の法定文書保管やカルテ、一般会社の決算書など書類やPOPやカタログ類、建築事務所や測量事務所の図面類、楽器類(ドラムセット、ギター、アンプ、キーボード、グランドピアノ、アップライトピアノ、ウッドベース、和太鼓)、絵画、スキューバダイビング用品、サーフィン、ウインドサーフィン、スノーボード&スキー、スノータイヤ、夜逃げの荷物(夫からのDVで)、キャンピング用品、当分使わないベビーカー、ベビー服、ベビーベッド、ベビーダンス、古着、クリーニング店の預かり服、扇風機、こたつ、ストーブ、テレビ、テーブル、ソファ、冷蔵庫、洗濯機、オーディオセット、写真アルバム集、仏壇、タンス、衣料(着物、毛皮、コート)、自転車、DIY用品、事務所や営業所の閉鎖や縮小に伴う事務用品(机、イス、書棚、ロッカー、金庫)、業務用大型冷蔵庫や冷凍庫、理美容の業務用椅子・・・ とにかくトランクルームの中の荷物は、百人百様の人生ドラマと言うか、それぞれのライフスタイルが凝縮されています・・・そして、今回の災害時の非常用グッズや非常食。 時代とともにビジネスの内容が少しずつ変わるのは、永らく営んできた織物業も同じでしたが、どの国もどの業界にも共通する事です・・・世の中(地球)全体が変わってきますから。 犯罪者が他人に見つかりにくいトランクルームを証拠物の保管に使っているのではと、刑事さんが捜査に来られた事もありました(裁判所の令状を持って)・・・(驚)。犯罪者と警察にトランクルームが「荷物を隠すのに好都合だ」と目を付けられているのです(共通認識アリ)。一般の人は驚かれますが、弊社トランクルームのお客さんで最も多い「職種」が警察官というデータが、それを裏付けています・・・(笑)。まァ、世の中にこんなライフスタイルをしている人がいるのだなァ(人生様々)・・・と勉強させられましたし、大いに私の人生に刺激を受けました。この商売、なかなかオモシロいでェ・・・と。これがフランチャイズ業者任せの「無人」のコンテナ型トランクルームではなく、自社運営の「有人管理」のトランクルーム賃貸業をやって来たからこそある大きなメリットで、トランクルームのイロンナお客さんとの出会い(オファー→契約)によって刺激を受け、これがそのあと不動産仲介業、音楽スタジオ、自習室、卓球場へと繋がって行ったのだろうと思います。今年62歳になりましたが、祖父の代からの織物業をベースに2棟の織物工場を活用して、まだ年金に頼らずもう少し仕事が出来そうです・・・(笑)。にほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ